先日終了した「コミュニケーションの体幹を鍛えるワークショップ第二回」
『伝わる力の根っこにあるものはー声をめぐる冒険』
なのですが。
その中で「他者が声をかける様子を、横から観察する」
という時間があったのです。
そうすると、観察チームがどんどん「言い出す」。
「声が、こういうふうに飛んだ」
「そこに落ちた」
「上から弧を描いてあそこを超えてこういう風に
(と、手で軌跡を描きつつ)落ちていった」
と。
でもって、そう言いながら
「見えるもんですねえ…」。
「わかるもんですねえ…」。
鋭いフィードバックを飛ばしているご本人たちが、
自分たちで「驚いている」。
さて。
「優れたコミュニケーション力」というものがあるとして、
その「土台」は、
「受信力」と「発信力」ということになります。
❶「受信力」
→その場で何が起こっているか?何が飛び交い、
個々がどんな「モノ」を発信しているかをキャッチする力
この「感度」「精度」が「受信力」ということかなと。
(もちろん、この「何が飛び交い」
「個々がどんなモノを発信しているか?」
というのは「言っていること(言語情報)」だけではない)
そして。
その、「よきセンサー」を持っている、ということは大事ですが、
それだけだと場合によっては大変辛いことになる。
場で今、何が起こっているか?
いわゆる「場の空氣」というものを
繊細な感度で捉えられたとして、
その「空氣」が例えばピリピリしたものだったとしたら、
「わかってしまって」「繊細で」
「いつも疲れがちな」人になってしまう。
なので、ここで❷「発信力」が必要になってくる。
「自分の働きかけ(発信)で、
場にプラスの影響を与えることができる」力、が。
「コミュニケーション力」とは、
この2つを備えている状態、ではないかと。どっちかのみ、では
「バランスが欠けている」。
(想像すると「ああ、そうね」とわかる思うのです。
「周囲のことをわかっていない発信」は「独りよがり」
とか「ただ声が大きい人」
ということになってしまうわけで。これは大変痛い)
さて。
「その受信力&発信力」。
どうすれば鍛えられるか?ということなんですが。
それこそまさに「体験」だと思うのです。
「それ」が開発されるような、
体験を繰り返し、繰り返し、重ねる。そういう場を繰り返し、体験する。
今月21日開催の、
「コミュニケーションの体幹を鍛えるワークショップ第三回」
『知識だけでは如何ともしがたい
ー人生を豊かに生きるための7つの力を鍛える』。
(チラシを見てくださいね!)
は、まさにそのための場として考えました。
前回ご参加の皆さんにも、ぜひいらしていただきたいですし、
(開いたセンサーがますます開くかなと)
何か、響くものがある方には、どなたでも来ていただきたい場です。
なんて言いつつ、
実は…
「大人ー!みんな無条件にこういう視点、センサー、
磨こうよ!そうしたら子どもらとか若者が幸せでしょ?」
「若者ー!こういう力、これから必須だよ!やっときな」
と、思ってるところです。