一昨年の夏、
苗を買ってきて、
小さな寄せ植えの鉢を作ったことがあり。
「姫もこう」
と
「ハーデンベルギア」
とあと一つ、名前は忘れましたが、
おしゃれな黄緑のもふっとした植物の3種を植えて、
ベランダに飾っていたのです。
(ちなみに、「姫もこう」も「ハーデンベルギア」も
花屋で初めて知った植物で)
それはそれはお洒落にできたんですが、
いかんせん、
「継続」
させる方法を知らないもので、
結果、
ハーデンベルギアと黄緑のもふもふは枯れ、
姫もこうだけが
「姫」
の愛らしさはどこへやら…
今や、やまんばの頭みたいな状態で、
鉢に生い茂っています。
で、
お話はここからでして。
数日前、
家へ帰ろうと、植え込みの横を歩いていたら…
植え込みの中に、
紫の小さな花がちら…と咲いてるのです。
わあ、可愛い~、と近寄ってみると、
あれ、コレどっかで見たような…
そう。
葉っぱの形といい、
花といい、
長く伸びたつるみたいな形といい、
どう見ても
「ハーデンベルギア」
なのです。
そして、振り仰ぐと植え込みの真上が我が家のベランダでした。
そうなのです!
うちのハーデンベルギアは枯れてしまいましたが、
種が飛んで来ていたようなのです。
(それはどう見てもハーデンベルギアで、
自生するようなものではないだろうし、
やっぱりわたしのだと思うのです)
すごい!と感心するやら
嬉しいやら、
2年も経って、また巡り会えたことが、
とても不思議な感じがするやら…
翌日。
移植ゴテを持って植え込みに行き、
4箇所伸びているハーデンベルギアのうち、
一番小さい一つを掘り起こし、
再び家に持って帰りました。
(あの人植え込みで何してるんだろう、と思われないか、
ちょっと恥ずかしかったですが)
買った時は、ポットに入った小さな苗でしたが、
大地に根を下ろしたハーデンベルギアは、地中に深く深く根を張り…
ちょっとやそっとじゃ掘り起こせないくらいにたくましく。
* * *
という体験談を、
この数日で図らずも2人の方にすることとなりました。
なかなかにたくさんのメタファーに富んだ話だと思うのです。
今、わたしの中でヒットしているのは
「コミュニケーションにおける大人の責任」みたいなもののメタファー、でしょうか。
わたし達のすべての言動が、
「種」
になりうる。
それは、たとえ蒔いた本人が忘れていても、
風に乗って、誰かを伝い、
多くの人の間を旅するだろう。
そして、
どこかの誰かの中に必ず残り、やがて思わぬ力強さでしっかと根を張り、
いつかきっと花を咲かせることもあるだろう。
そうれあればこそ。
だからわたし達は、蒔き続けなければならない。
あきらめず、手を抜かず。
そして、できるならば、良い種を。
美しい種を、巻き続けなければならない。
なんて感じ、でしょうか。
夕方、道端でたくさんの子どもたちとすれ違うとき、
いつにも増して大きな声で「おかえり!」
と言っている自分がいます。
《追記:オンラインセミナー、はじめました》
「おでんはじめました」
みたいなノリですが…。
オンラインは苦手だなと思いつつ、
7月末から試しに始めたZOOMセミナーですが、
やってみると、
オンラインならではの氣軽さの他にも、
オンラインだから出来る様々な可能性を山ほど発見し、
愉しくなってきたところでの、
皆さんへのお誘いです。
このZOOMセミナーは、
毎日のコミュニケーションの場面から一つ、
選んだテーマを真ん中に置いて、
そのテーマを通して、
・人の話をじっくりと聞く
・自分の考えを話す
・自分の感じ方を話す
・共感する
・意見を交わす
・合意をつくる
・自分のストーリー(伝えたいこと)を語る
などなど。
コミュニケーションにおいて必ず発生するこれらを、
少人数で丁寧に体験する時間です。
(もちろん、
その日のテーマについての知識と技術も深まる時間です)
9月のテーマは
●24日「リフレーム」
●29日「イエスアンド」
のんびりお茶を飲むような、
氣の合う人たちと語らいに興じるような、
そんな感覚で氣楽にご参加ください。
それぞれの場所から、
「生活の空氣」と一緒にこの場にINしてくださる方々とつくる、
この独特で貴重な語らいの時間を、
楽しみにしています。
* * *
《セミナー詳細》
①9月24日(木)20:00-21:30
「自分にとっての現実は自分で作る
ー存分に自己を表現して生きるための『リフレーム』力を鍛える」
<
/p>
ある出来事があったときに、
どこに視点を向けるのか?
そこから何を見出すのか?
それは、面白いくらい人によって違います。
みんなに共通の「真実」というものがあるのではなく、
実はそれ(真実)は、星の数ほどある。
と、
この数ヶ月、いろいろな人の言動、感情の動きを
見て聴いて感じるに、
あたらめて感じたこの数カ月。
それならば。
どうせなら、自分にとって「力づけとなる」ことを
そこに見出せたほうがいい。
プラスの面を見出せたほうがいい。
そういう視点が大事、
とわたしたちはもちろん知っているわけですが、
「知っている」
ことと
「すぐ出来る」
ということはまた、違うわけで。
それをみんなで練習するセミナーです。
今すぐ、この瞬間からのわたしたちの生活を支える
「思考パターン」
の一つになるといいなと思います。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
②9月29日(火)20:00-22:00
「瞬発力を持って発想し、自信を持って創造する力を磨くインプロワークショップ」
インプロビゼーション【improvisation】
=即興。 特に、即興演奏や即興演劇のこと。
「即興力」というと、
「自分はお芝居をやるわけじゃないから」
「自分には必要ない」
「うちのチームにはそういうものを発揮する場面はないから
(そういう仕事じゃないから)」
などの言葉を聞くことがあるんですが、
本当にそうかなあ、と思うわけです。
「即興力」とは、そもそも
・どんな状況下でも
・フリーズすることなく、
・自分やチームにとっての最善を見つけ、選び、行動し、
・自分(たち)にとっての最高を「表現し続ける」
力。
そして、今ほど「先が見えない」「予測が立たない」
ときはないのでは?と思えるわけです。
今回のセミナーでは、
インプロゲームの中でも、
「即興力」の中でも特に大切な、
「イエスアンド」
(アイデアを受け取り、発展させる)
の力を、言葉を使ったゲームでもって磨きます。
◆インプロで鍛えられる「7つの力」◆
●「自分の感覚を信じる力」
自分の能力や考え、選択を信じ、瞬時に必要なものを選び出す力
●「受け入れる力」
相手の発信を拒否することなくいったん受け取り、そこから創造する力
●「伝える力」
互いの発信を素早く正確に理解し、コミュニケーションをとる力
●「集中する力」
場に集中し、コミュニケーションに必要な情報を素早く正確にキャッチする力
●「転じる力」
どんな状況からでも新しい視点を生み出す力
●「行動する力」
どんな状況でも積極的かつ前向きに動ける力
●「笑う力」
リラックスし、状況を楽しむ力
(「インプロであなたも『本番に強い人』になれる」池上奈生美著より)
* * * * *
参加費はいずれも3000円。
参加ご希望の方は、
https://form.run/@co-co-1600488291
こちらより必要事項をお送りください。
参加費振込のご案内ならびに参加URLを送らせていただきます。