「函館の香り、長崎の香り」

今日は遠方から荷物がふたつ。

中村公子のコーチングna日々♪


ますは、朝、日野市の新選組ガイドの新八さん(仮名です)

からの「函館便り」

中身は

箱館奉行所の写真

「碧血碑」の写真

「松前城」の写真

「開陽丸」の写真

「歳三嘆きの松」の写真

いかめし

昆布もち

そして

新八さんの旅のお手紙

幕末、明治期そのままに復元された箱館奉行所

確か、今年の夏くらいでしたっけ。オープンは。

そして

箱館戦争慰霊碑の碧血碑。

土方歳三が攻め落とした松前城。

開陽丸は旧幕軍の榎本艦隊の旗艦だったのですが、箱館で戦う前に座礁して江差沖に沈んでしまった船です。今、復元されたものが江差にあるのです。

そして、「松」。

沈む開陽を見ながら土方歳三がその幹をこぶしでたたきながら泣いたという伝説の残る「歳三嘆きの松」。

どこもどこも、行ってみたいところばかり。

その写真を、一足先に函館をめぐる旅に行かれた新八さんが送ってくださったというわけなのです。

(いかめしと昆布もちのお供を添えて)

午後

今度は長崎からの便りが。

長崎の山田コーチより

「公子さん♪ 

何かいろいろ集まったので

はい どうぞ!」

のお便りとともに。

袋を開けると、今度は長崎の香りが部屋中にふわ~っと!

長崎さるく英雄編のはがきに

今長崎で開催中の龍馬伝特別展&実録坂本龍馬展のパンフレット

(これ、行きたかったのです)

長崎街中龍馬館の資料に…

そして「水に流せる龍馬ティッシュ」(製造元は土佐の会社ですね。さすが)

今度は、頭の中を「龍馬伝」の曲が

ぐるぐると走り回ります。

長崎のせりあがった坂や目の前に開ける港、独特の風を思い出してつい

「長崎が呼んでいる~!」

と叫びたくなります。

2つの便り

あんまりうれしかったので

全部並べて写真をとってみました。

(左上部の黒いものは、今まさに私のおなかに収まらんとしているいかめしです)

お二人とも

本当にありがとうございます。

お二人からの愛を

そして、お二人を通して「歴史」からの愛を感じた今日でした。

つまり…私は、幕末が好きですが

どうも向こうもこっちのことが好きかも

と思ったのでした。

「てんがらもん」その後

 

 

 

 

 

 

 

一昨日書いた「てんがらもん」という言葉の話↓

 

https://ameblo.jp/businesskouko/entry-10678745559.html

 

 

 

これに、メールをいただきました。

その方の了解を得てご紹介します。

 

 

 

 

「さて

 

 

てんがらもん。

 

もうかなり昔、

奄美のほうの正月や盆や親戚が集まる席で、

障害のある子どもは家の一番上座に座布団を高々と敷き

皆で囲んだという話を読んだことがあります。

 

 

『親戚の難儀やつらいことを

その子が背負って生まれてきてくれたのだから

親戚皆でその子を大事に家の中心において

もてなし感謝する』

 

 

という話でした。

 

 

確か新聞の古い記事だったと思います。

温かい気持ちになり、感動しました」

 

 

 

 

 

 

てんがらもん~天授者

 

 

 

 

 

 

 

この言葉の意味を知って以来

 

自分の中をいろいろな思いがめぐっています。

 

 

 

自分の中のあれこれ。

 

 

自分の中のさまざまな部分もすべて「天からのもの」なのだろうなあ、ですとか。

(今、少しマイナスに感じているような部分もすべて)

 

 

なんだか、自分の中の「てんがらもん」な部分が

とてもいとおしく、そして、そこにこそ大きなパワーが潜んでいる感じが

今、しています。

 

 

 

 

そこにこそ、わたしがわたしである理由がある。

そんな気がしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「天からの者~てんがらもん」

 

 

 

 

 

 

セミナーに行った先のキャリアカウンセラーさんと

発達障害の話になりました。

 

 

 

彼女とはもう4年来のお付き合いで、

1日が終わった後の心地よい脱力感の中

いつもいろいろと熱く語り合うのが恒例となっています。

 

 

 

 

 

彼女のところのセミナーをやっていて、

いつもこの「発達障害」のことについては話題に上るのです。

 

若年者の就職支援のためのセミナーなんですが

「もっと早く、なんらかの働きかけがあったら」と

痛感せずにはいられない若者たちと、

出会うこともあるのです。

 

 

 

 

これまで、

延べ1000以上の人の若者たちのカウンセリングを

日々行ってきた彼女にとっては

その思いはもっと大きいようです。

 

 

 

 

長いこと、

「人と同じでない」「人と同じことが出来ない」子どもとして

さまざまな場面で「思い知らされて」成長し、大人となった若者たちは、

 

彼女の前に現れたとき、

いちように相当傷つき、自己肯定感を低くして

やってくるのだそう。

 

 

 

 

 

聞いていてふと思いつき。

 

 

 

 

「話は変わるんですけどね」

ふと、最近見た「歴史秘話ヒストリア」の話を彼女にしたくなり。

 

 

 

 

内容はといいますと、

江戸は文政年間。

 

 

狸を愛してやまず、家の中でたくさんの狸と住んでいた人がいた。

(長屋なので、なんて近所迷惑な)

 

 

ところが、

火事で狸を全部うしなってしまう。

その落胆はもう一通りではない。

 

すると、周りの住人たちが、

お金を出し合って新しい狸をプレゼントした。

(周囲もどうみても、裕福な暮らしではないだろうに)

 

 

 

 

家の中で、畳の上でたくさんの狸と住んでいる隣人なんて、

今だったらお役所に「なんとかしてください!」と

訴えが行きそうな感じですが、

 

 

一風変わったそういう人たちを、

 

「変わってるなあ」

「しようがないなあ」

 

と思いながらも

受け入れ、包み込み、助けながらいっしょに生きている

その時代の雰囲気がとても心にほっとするものとして伝わって来。

 

 

 

 

「昔の日本は幅があったといいますか、

『ちょっと違う』ことを

おおらかに受け入れる土壌があったんですねえ」

 

 

とわたし。

 

 

 

 

すると

その話を聞いていた彼女がいきなり

「公子さん、『てんがらもん』って知ってます?」

 

 

 

 

てんがらもんって、あれですよね。

昔はよくその言葉を聞きましたね。

鹿児島の方言なんですよね。

 

「あいは、てんがらもんじゃっで(あいつは、てんがらもんだから)」

 

というふうに使いますよね。

意味は「元気もの、乱暴もの、破天荒なもの」という感じでしたっけ。

 

 

 

 

すると、

「こんなサイトを見つけたんですよ」

 

 

 

と、彼女が見せてくれたのは

「鹿児島発達障障害児親の会」

というサイトでした。

 

そのサイトの名称が「てんがらもん」というのです。

そのサイトにあったこの一言に

思わず目が引き寄せられ、動けなくなりました。

 

 

 

 

「てんがらもんとは『天授者』

 

 

鹿児島では、活発な子ども、目をひく子どものことを

『てんがらもん』といいます。

 

 

 

発達障害という言葉もなかったずっと昔、

 

郷里の先人は、この変わった子どものことを

『天からの者~てんがらもん』と名づけました。

 

天からの子どもですので、おろそかに扱うことは出来ません。

親も地域も無意識のうちに支援や配慮をして

『てんがらもん』を見守り育ててきました(後略)」

 

(てんがらもんさんのサイトより抜粋)

 

 

 

 

 

 

天からの者~てんがらもん

 

 

 

 

なんと、なんと美しい言葉なのでしょう。

なんと美しい響きなのでしょう。

 

 

 

 

 

 

この美しい言葉で

異能を発揮する、

(ゆえにあるときは、変わった、扱いにくいとされる)

子どもたちを表現した薩摩の先人たちに感動すると同時に、

 

その子どもたちの「本質」を

こんなにも適切に知っていた先人たちに

畏怖の念さえ覚えたのでした。

 

 

 

 

 

 

これは何なのだ?

この最高の感度のセンサーは。

 

 

 

そして、

「てんがらもん」という言葉を生み出した人たちのDNAを

文化文政の江戸の人たちと同じ日本人としてのDNAを

わたしたちも持っているはずなのです。

 

 

 

 

 

「天からの者」

 

 

 

 

この言葉、何度見ても

身体の奥がしめつけられるような

祈りたくなるような切ない感動をもって

私の胸に迫ってくるのでした。

 

 

 

 

(「鹿児島発達障害児親の会」サイトhttp://www2.synapse.ne.jp/tengaramon/

 

< p target=”_blank”> 

 

 

 

 

※続きの記事

 

「てんがらもん。その後」

https://ameblo.jp/businesskouko/entry-10680296917.html

 

 

 

 

 

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