「宇宙はそれをこそ、『才能』と呼ぶ」

昨日

知人の「コスプレイヤー」

(というと、おおいに言い過ぎですが!)

のお話を書きました。

特注衣装でライブに臨む熱き真面目な男のハナシ。

http://ameblo.jp/businesskouko/entry-11725861108.html

その方から、「ブログ拝読しました」の一言とともに新たなるメールが。

「可分なお言葉、ありがとうございます。

割と他人に言われます。

多趣味やなあ、とか、何にでも一生懸命やね、と。

私は、『何にでも一生懸命でない』人世を過ごしたことがないので

(やや過剰表現ですが)

逆に『なんでみんな普通で納得してるんやろ』

と思っていました。

で、ごく最近、気づきました。

私の生き方の根本にある、一つの気持ち…

他の方には多分ないんです。

それに、44歳になって気づきました^^;」

おもわず「それです!」と大声で叫びたくなりました。

「それをこそ、才能と呼ぶのですよ」

と。

コミュニケーション・ワークス中村公子公式ブログ

「才能とは、繰り返し行われる感情や思考や行動のパターンである」

土曜日、福岡で参加していた「才能ワークショップ」における

「才能」の定義です。

自分にとってはそれがあまりにも当たり前。

水や空気のように普通に自分の中にいつもある。その存在の意味を疑いさえしない。

そんな思考や行動のパターン。

あまりにも当たり前なので

「みながそれを普通に持っているはずだ」(だから、これは特別なことではない)

と思い込んでしまっている、そんな思考や感情、行動。

それこそが「才能」である。

ワークショップでは、それぞれが持つ「特質」ごとに分かれて通称「部族会議」。

そして

自分たちの「スタンダード」を場内に向けて発表したのですが

部族間のあまりの「違い」に、場内、驚きや爆笑のどよめきの渦でしたっけ。

思い出の旅のレシート一枚までとっておく「収集心」族

(これ、わたしです)

ルーティンワークをさせると3日で死亡してしまう^^「着想」族

いつも新しいこと、ワクワクすることを求めている

(これもわたしです)

いつも「もっともっと」と、上り続ける「最上志向」族。

他者からの評価ではなく、自分の「もっと」ごころが満足するまでやめられない。

などなど…

自分が自分である限り

生きて、呼吸をしている限り

「ついやってしまう」「やめようったってやめられない」自分にとってあまりにも当たり前の

思考や行動のパターン。

それをこそ、「強み」として生かすのだ。

自分の人生に!組織作りに!

とまあ、そういうワークショップだったのですが。

何度か私自身のセミナーでも話したことがあるのですが

この話で(「ストレングス・ファインダー」の観点から見た才能の話ですね)

いつも思い出すのは

「ネコのサーカス」の話です。

ネコが、逆立ちや、何やら…いろんな芸をするサーカス団のこと。以前テレビで見たのです。

そのニュースのポイントは

「気まぐれな猫に、どうやって芸を覚えさせるのか」??でした。

答えは・・・

「覚えさせない」

ネコに、芸をわざわざ覚えさせたりなんかしない。

はじめから、その「芸」に近い動きをするのが大好きなネコに、それをやってもらうのだ。

そして、そういう「個性」が集まり、一つのサーカス団が出来る。

「私の生き方の根本にある、一つの気持ち…

他の方には多分ないんです。」

そう記されたメールを見ながら、何だか胸が熱くなりました。

そう、それこそが、あなたの才能なんですよ。

『一生懸命でない人生を過ごしたことがない』。

そうせずにはいられないあなたの熱、高いレベルのこだわり…

それゆえに、あなたはこれまでたくさんの、人が手に入れられない成果や

多くの感動を手に入れてきたではないですか。

それを、わたしにもいつもおすそ分けしてくれたではないですか。

それこそが

あなたをあなたたらしめている魅力です。

そんな思いが胸にあふれながら

返事のメールを書いたのでした。

みなさんの中にある

あなたをあなたたらしめている「繰り返し行われる感情や思考や行動のパターン」は何ですか?

それを大切にしていますか?

愛おしいと思っていますか?

嫌ったりなんか、していませんよね?

宇宙は。

天は。

それをこそ、「才能」と呼ぶ。

今こそ、自分の「才能」を存分に使い、発揮するときなのです。

わたしたち一人一人が。

(※参考書籍:「さあ、才能に目覚めよう~あなたの5つの強みを見出し、生かす」

                                 日本経済新聞社  )

「私の衣装は、調査兵団です!」

知人。

44歳、男性。

妻子あり。

職業、公務員。

がっしりとした骨太の体躯。

初めて会ったときは、その低めの穏やかな声で語るあれこれの

その世界の広さに聞き入ったものでした。

アカデミックな世界からスポーツまで「極めてる」その世界が幅広く。

ああ、こういう人のことを「文武両道」っていうんだなあ

なんだか、人生堅実に生きてらっしゃるなあ…

なんてことをぼんやりと思いつつ。

さて

その人の

「みょ~な(笑)」

写真をフェイスブック上で見たのは数日前。

これって…なんだっけ??

どこかで、どこかで見たような。

この「服」。

それは

その方の「ライブ」の写真。

(まあ、その人がピアノまで弾けたっていうところも衝撃だったのですが。

どんだけ守備範囲、広いんですか!と)

ギターやらなにやらを持った方々と、ノリノリで

キーボードをたたくその姿に驚きつつ

もっと驚いたのはその「服装」。

「私の衣装は、調査兵団です!」

ライブのネット中継のお知らせとともに、そう

喜々としてメールに書いてありました。

「しかも、オーダーメイドです!」

だそうで(笑)。

何のことかわからない方のために説明しますと

つまり、どう見ても

「進撃の巨人」

http://www.shingeki.tv/

の登場人物が着ている衣装なのです。

このアニメ、登場する若者たちは、兵隊の訓練学校卒業後、

「憲兵団」

「駐屯兵団」

「調査兵団」

の3つのどれかに所属することになる、という設定なんですが

そこで主人公の「エレン」が選ぶのが3つの兵団の中で最も危険で

もっともハードな「調査兵団」という設定。

ちなみに、この3つの兵団の服の形はたいそう似通っており

違いは背中に入った紋章程度、という違いで、どれを着ても変わらなさそうな気もするんですが

「私の衣装は、調査兵団です!」

と意気揚々とおっしゃっているあたり

是が非でも「調査兵団」の衣装じゃないといけなかったんでしょう。

しかも特注…。

がっしりとした上背のある方なので、市販のコスプレ衣装ではサイズがなかった、ということですね。

特注…

特注…

あなた、どこにいくんですか…

あなた、どこまで「極める」のがお好きなんですか…

いろんなセリフが頭の中を渦巻きつつ

面白いのも手伝っていといろメールでそそのかしてみました。

「次は衣装着て、全身写真送ってくださいよ。もちろん、屋根から屋根へ飛び移ってるところ!」

(この服で、蒼天をバックに建物から建物へと空間を自由自在に飛び回るところが

このアニメのカッコいいところの一つなのです)

すると

至って大真面目な返事が。

「壁に鋲が刺さらないのでムリです。

(そんなの、当たり前でしょ~)←私、こころの声

それに、立体起動装置は高くて買えませんでした(T_T)」

男44歳。

痛恨の、実に残念そうなメール。

立体起動装置というのは、このアニメの世界観を多分すごく際立たせている独特の設定で

主人公たちが戦いのために装着している『空中移動』のための装置のなのです。

そっか~、買えなかったんだ。残念。

…ってことは、売ってるってことですね!あんなものまで。

恐るべし、コスプレの世界、です。

さて

このあとも、この方から詳細な

「衣装情報」がメールにて。

…衣装にはほかに、あれと、これと、これがついているんですよ。

…主人公のつけているペンダントはUFOキャッチャーでGETしました♪

何?

なんですか、これは。

この、幸せそうな…何とも無垢なメール。

こんなの、こんな感覚、最近見たことない。味わったことない。

他の誰も、こんな波動出してなかった。

たくさん若い子とも会うけれど

誰も。

こんなに自分にOKを出している。

自分の世界に

自分の感覚に

自分の楽しみにまっすぐにOKを出している。

なにコレ・・・悔しい。

職責を

家庭の責任を

そして

その他のいくつもの「立場」を双肩にがしっ、と背負いつつ

『調査兵団』のマントをその身にまとい、走り続ける男、不惑の44歳。

なんて…

なんて…

輝いているんだろう。

何、というわけではないんですが

この彼とのやりとりが終わった時に

エネルギーが満ちたような。

とても身軽になっている自分を感じたのでした。

まとめ。

「本当に、自分を信じ

自分を生きて、楽しんでいる人は、それだけで周りの人に

貢献している。

その姿を見せるだけで」

ということでしょうか。

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