面接の極意~「自分が、自分が…」から、周囲へ視点を移せたときに面接は成功する

 

 

 

昨日、元キャリアカウンセラー、

という経歴の方と話していました。

 

その方は、お仕事柄、たくさんの方に「面接の指導」もしてこられた。

 

「でもね…」

 

とここからは内緒の話。

「私個人でいえば、面接指導とかを始める前のほうが、自由で、あがることもなくって

自分を出してどんなところでも、誰とでも話ができていた気がする」

 

 

ええっ!そうなんですか?

 

 

「面接指導を始めて、

たくさんの資料を読んで、『面接とはこういうもんだ、こうしなくっちゃ』をガンガン頭に入れて…

かえってガチガチになっちゃったというか、自分が固まっちゃったような。

ああ、以前のわたしはこうじゃなかったのにな~、なんてね」

 

 

それから「面接話」で花が咲き。

 

 

「完全に覚えていった質問の答えをしゃべって

それからイレギュラーの質問が来た時の対応、その落差があると

残念だよね…」

 

ですよね~、とわたし。

 

 

 

面接も「コミュニケーション」。

コミュニケーションはキャッチボール。

面接官も人。

双方にとって心地よい「場」(空間)を作れたときに、嬉しい結果が出ます。

そこへの気づき、そしてそれを生み出せる力が大切。

 

緊張して、得てして「自分しか見えなく」なりがちですが…

(今、自分は今どう見られている?自分はうまく話せている?

自分が準備していった質問が出るか?

自分が練習していった手順《開ける、歩く、座る、姿勢、目線…》を

ちゃんと出来ているか??)

 

 

つまり

自分が、自分が、自分が、自分が…

になりがちなのです。でも、答えは「そこ」にはありません。

相手の中に、そして、「自分と相手」の間に存在する「場」(空気)

の中に答えはあるのです。

 

 

そしてそれは

すべてのコミュニケーションにいえることです。

何を言う、どんな言葉を使う、といった表面的な「スキル」の土台を担う力

それを豊かに醸成させていくことが大切です。

 

 

 

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「あなたの声と言葉を、あなたを待つ人たちへ届けるのが私の役目」

 

 

 

台風一過の青空の下

「本当に伝わる声と言葉を手に入れる‐声のワークショップ2DAY inふくおか」

無事終了いたしました。

4日夜から5日の朝にかけて、九州地方は台風が移動中。

鹿児島からいつ福岡入りするか?

そもそも無事行けるのか?などなど…

おおいに心配しましたが何事もなく。

 

 

 

先ほど

参加された方にメッセージを書いていました。

その方は、もうすぐ講師活動をスタートなさる、という方なのですが。

そのときにふと出てきた

 

「それは私の言葉ではない」

 

という感覚に我ながら驚きながらこれを書いています。

 

 

 

 

ワークショップの最中

場面が進むごとに、ご参加の方々のチャレンジも大きくなっていきます。

もちろんそれはとても楽しいものなんですが。

そんなときに

 

 

「もっと!」

「その10倍で!」

 

 

と。

「声」をもっと出すように、と。

正確には「声」を通して、もっと自分のエネルギーを、意識を大きく、大きく

波のように世界に広げろ、と・・・。

(そうしないと絶対に言いたいこと、は伝わりませんので)

ご参加のそれぞれに

お声がけする場面が必ずやってくるのですが。

 

それはあたかも、わたしの中の波のうねりをぶつけるような、

熱を相手に移すような

そんな作業に感じることもあるんですが

ふと

 

 

「ああ、あれはわたしの言葉じゃないなあ」

 

 

と。

そう思ったのです。気づいた、というべきか。

そうではなくて、これからこの人を待っているたくさんの人たちが

わたしの声と言葉を借りて、

この人に切なる願いをぶつけているんだな、と。

 

 

「早く早く!」

「待っているから!」

 

 

はやく、あなたの、あなたの響きを存分に生きてくれ、と。

(使命、ともいうのかもしれませんが)

そして、その響きを世界に、わたしたちに届けてくれ!と。

そんな、たくさんの人たちの存在を「わさわさ」と感じました。

 

 

 

 

誰にもきっといます。

その人の声と言葉を待っている人が、

本当の響きを待っている人が。

 

 

 

 

ということで

これからもわたしは「押し出し」続けるのでしょう。

あなたを待つたくさんの人たちのもとへ

あなたという、この世でただ一つの響きを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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