「思いを語って世界を変える
~プレゼンテーションの技術を磨くワークショップ」
「情報を伝達する」という世界を超え
「相手の心を動かし、行動を変え、変容に導く」プレゼンテーションのためのスキルを磨くワークショップです。
人がみな持つ「恒常性維持機能(変わらないでおこう、という機能)」を軽やかに超えて、深く聴き手の無意識レベルにまで届き、あなたの大切な人たちを変化へと導く可能性を高めるためのプレゼンテーションの力を
「身体」
「言葉」
「コンテンツの構造」
の3つの視点から磨きます。
◆平成29年◆
2月12日/2月26日/3月12日/3月26日 (全日日曜日) 詳しくはこちらへ
人は、
「言葉」の情報よりも、その言葉を話す人の「身体情報」を先に受け取ります。
面接で
「はじめの数秒で決まる」
「会場に入ってきた瞬間に決まる」
と言われるのはそういうわけです。
(厳密には入ってきた瞬間に聴衆は話者の意識の情報も受け取っているのですが、
まあ今日はシンプルに)
人には「無意識」なる部分が存在し、それは意識の何千倍もの力を持っている。
人の人生を左右するのは無意識!
(わたしは1対2000、と習いました。2000が無意識ですね)
というのはご存知の話。
さらに、意識と無意識の「管轄」は下記のように分けられます。
・意識→思考(頭・言葉)
・無意識→感覚・感情(身体)
わたしたちは身体から伝わってくる情報を察知する「センサー」のほうが
格段に
段違いに
爆発的に
優れている、ということ、です。
ですので
どれだけ文章を作りこみ
美しい文言、理路整然とした文章で固めても
それを発する自分自身の土台(ホンネ)がそことかけ離れていたり、
自信がなかったりすると、
(心の状態と身体はしっかりとつながっていますので)
聞き手はしっかりとそっちのほうを受け取る、というわけです。
一対一の会話でも、一対多のプレゼンのような場面でも
それは全く同じです。
そしてこの「不一致感」は聞き手に「なんだかわからないけれどなんだかへん」という
「違和感、不安感、不快感」を抱かせる。
残念。もうそこで受容器は閉じてしまいます。
ちなみに下の写真は山口美佐子さんとおっしゃる方。
円ブリオ鹿児島の初代代表をなさっていました。
(ただいまカフェにてプレゼン中)
「緊張する」「声が通らない…」「滑舌が…」とご本人はいろいろおっしゃいますが
この方は「ブレ」がありません。
1000人の前でもサクサクと話してしまう。
「伝えたい」という思いと
この方はバーバル&ノンバーバルメッセージがとても一致しているのです。
(バーバル=言葉)
身体にあふれる感覚と感情をしっかりと感じながら
そこと直結した言葉と表情を使う方。
かといって
大げさでもなく、わざとらしいわけでもなく「そのときの等身大」なのです。
入念な準備はしつつ、「それ(原稿)」にはとらわれず、こだわらず。
自由自在に、聴衆という「場」とともに動いていく。
ご自身と他者への信頼が根っこのところである方、なのでしょう。
この方の言葉は、一言一言が「生きている」といつも感じます。
「言葉」を超えて存在で「聞かせる」方。
しっかりと大地から立ち上がっている木のような自然な立ち姿が印象的です。
「立て板に水」の「うまいしゃべり」
と
「心に響く」「共感する」語り、というのは
別物だなあ、とこの方を見ているといつも思うのです。
この方の周りにはいつもこの方を「応援したい」という人であふれています。
今日は
「人はあなたの言葉よりも先にあなたから発している身体情報を受け取っている」ということ。
なので
「言葉と自分の身体から発するメッセージを一致させる」ことが大事
ということをお話ししました。
もしあなたが人前で緊張する方であったなら…
それを隠していいかっこをしてみるより
「緊張しています!」と言いながら
フルフル震えながら聴衆の前に立っておく。
そのドキドキを味わっておく。
そのほうがいい、ということ、ですね^^
今の自分で、ただそこにいてみる。
そこから、目の前の世界は開けてきます。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「思いを語って世界を変える~プレゼンレーションの技術を磨くワークショップ 全4回」
~予告~
【第一回 「プレゼンス」とは『場』への影響力~場に開かれた身体をつくる」】
・名プレゼンターは人ではなく「場」に対して語る
・他者と共鳴できる身体のために~遊びを通して共鳴の身体感覚を磨く
・声は自分の意識の広がりそのもの~表現者として声の可動域を広げる
・「聞き手はあなたの言葉の通りになるのではない、あなたの身体のとおりになるのだ」
~身体感覚と言葉を結びつける