今日は言わずと知れた(と物知りぶってみる。本当は昨日思い出したんだけれど)
「新嘗祭(にいなめさい)」です。
「宮中と全国の神社で行われる『収穫祭』のこと」
「天皇陛下自らがその年の新穀で作られた食事をお供えし、
自らも食事をともにされるのです。
(中略)
神様をもてなすと同時に、天皇陛下自らも新穀を食すことによって
新たなる力を得、次の年の豊穣を約束する行事が新嘗祭なのです」
https://okumiya-jinja.com/special002/
(神社専門メディア 奥宮−OKUMIYA−HPより)
はじまりは弥生時代。
日本書紀にも「新嘗」という言葉が出てくるほど歴史ある「祭祀」、それが「新嘗祭」。
すごくないですか??
(と、素直に感動)
それが今まで、途切れることなくずううーーーっと続いている。
なんという歴史。
なんという伝統
で。
かつてはこの「新嘗祭」が過ぎるまで、
新米は食べてはいけない、という習慣があったのですって。
(本当に恥ずかしながら初めて知りまして)
「新嘗祭で天皇は初穂を召し上がりますが、
天皇はその年の新米をこの時初めて食べられることになります。
ですので、天皇以外の人々が新米を食べるのは、
新嘗祭の後に食べることが習慣だったのです。
また、昔は現在ほどの機械技術も発展していないため、
稲刈りから俵にお米を入れ終わるまで二か月はかかっていたとも考えられています。
現在では、脱穀したその日に新米をいただくことが可能とされ
新嘗祭(勤労感謝の日)まで待たないでも食べられますが、
これらの名残から新米は勤労感謝の日まで食べてはいけないと言われることがあるのかもしれないですね」
https://btob.kanehatsu.co.jp/article/r1015
(カネハツ食品株式会社HPより)
わたしらの代表のすめらみことが
神様に感謝のご挨拶をしていないのに、
先には食べられません〜
待ちますわ〜。
という感じだったのでしょうか。
さて、この歴史と伝統ある、
日本中みんなの「収穫祭」。
自然の恵みへのありがとうを捧げて、
収穫の喜びをみんなでお祝いするこの大切な日が、
どうして本来の姿形を想像すらできない、
「勤労感謝の日」
という呼称の日になったか、というのは、
何度か書いているのでもはや、なのですが。
(日本は戦争で負けて、GHQの指示により〜、という流れ)
今日は新嘗祭なんだよ。
収穫に感謝する日なんだよ。
日本人はずっと、ずっとそうしていたんだよ、
ということを書いてみました。
と、ここまで書いて思い出したのは。
「自国の歴史を忘れた民族は滅びる」
(歴史学者アーノルド・J・トインビー)
わたしは、
「14〜5歳までに自国の神話を学ばなかった民族は滅びる」
と覚えていたんですが、
上のような言葉もあったので、貼ってみました。
では…
この美しい秋の日。
みなさんも、すてきな収穫祭をお過ごしください!