何気なく目にしたEテレで、
規格外のため、新品のまま廃棄される
床材やシートベルトでバッグを作るデザイナーさんの
お話をやっていました。
ベルト素材独特の光沢、床材の木目…その素材の個性を生かした
そのバッグがまた、カッコいい。
(ショップはこちら・MODECO)
バッグ好きなものですから
「…これは欲しい」とつい。
すごいな~。
よく考えたな~。
と、感動してみていました。
お話には続きがあって
(ここからが山場らしく)
このデザイナーさん。水野さんというんですが、
この方のもとにバッグ制作の依頼が舞い込む。
依頼者は「名古屋市消防局」。
「使い古した消防服でバッグがつくれないか?」
安全のため2年にいっぺん取り換える消防服。
毎年1トンを超える量の「廃棄物」が出る。
水野さんは早速持ち帰って考えるのですが、
これまでの「新品の廃棄物」しかも、「素材ベース」のものではなく
現場で使い込まれ、焼け焦げほつれた素材。
しかももはや「服」の形になっているものをどうするか…。
とまあ、ちょっと悩みます。
「これまで、材料のいいところに注目し、
デザインに生かしてきた水野さん。
使い古された消防服という欠点ばかりの材料で、
一体どのようなバッグを作り上げるのでしょうか」
とここでナレもしっかり入ります。
さて、水野さん。
結局、リュックを作ります。
焼け焦げやほつれを前面に押し出し、
使い込んだ風合いを生かしたハードなリュック。
けっこうとどめてますよ、消防服の面影。
いや、「消防服だった」ということがこのリュックの最大の価値ですね、これは。
これ、おしゃれな男性好きだろうな~、と
一目でそう思うような感じのカッコいいリュックです。
これ、私も欲しいかも。
最後に、水野さんが言います。
「一言で言うと、決めつけないことですね」(キラリ)。
10分くらいの短い番組なんですが、
これなんの番組?と思って見ていると、最後に
「オン・マイ・ウェイ」
とタイトル。
なんと…小学生の道徳番組でした。
なんとステキな。
今どきの小学生はこんな道徳番組を見ているんですね。
「マイナスをプラスに変えるにはどうしたらいいんだろう」
がテーマのようでしたが、
わたしには
「そのものの本質を生かす。良さを生かす」
「あるがままの状態こそが何よりのリソース」
というテーマに思えました。
●「オン・マイ・ウェイ」 NHKRテレ
http://www.nhk.or.jp/doutoku/onmyway/?das_id=D0005130168_00000
●MODWCO(写真はこちらからお借りしました。ここからバッグを購入できます)
https://modeco-brand.com/ec/material/firefighter-uniform/
「自分自身が何者かを知り、それを存分に生かす」
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