NHKの教育番組
中でも子どもや若い人向けのものが好きで
たまに見るのですが
その一つが「テストの花道」
「考えるチカラをつけて、目指せ試験の突破!」をテーマに
毎回いろいろな「勉強のコツ」を
実際に高校生達が試して、そのノウハウを手に入れていくという内容のものです
「要約するチカラ」
「情報を読み取るチカラ」
などなど…
普通に大人のわたしも「そういう方法あるなあ~」と
毎回楽しくみてしまいます
ちなみに
わたしは昔、国語の教員だったのですが、ほぼ「活字中毒」といってもいい
子ども時代~学生時代をすごしたため
実は、文章読解など、「生徒がどこがわからないのかがよくわからな」かったのです。
「ここに答えは書いてあるのに、それがどうしてわからないの??」
といった感じで…
(余談ですが、そういったわけで
一番教えていて自分自身が明解で、生徒に「伝わっている」感があったのは
学生時代に自分が最も苦手だった『文法』でした
何がわからないかがよくわかった)
ですので
これを見て
「ああ、わからないって、こういうことかあ」
「こうやって教えたらよかったんだなあ」
と、今頃になって気づくことが大!なのです
さて、この「テストの花道」
先日は、「苦手克服合宿」ということで、お寺さんで2日間、みんなで合宿しながら
現役大学生たちから「英単語暗記法」を
伝授してもらうという内容でした。
それがまあ…
色々な方法があるのですね。
「とにかく発音しながら書く」
「紙も鉛筆も使わず、ひたすら目で見て発音、指でなぞる」
「単語カードを一定リズムで何度もめくって見る。(じ~っと見るんじゃないところがポイント)」
「単語の例文を自分で考えて、書く(知人を登場させたりして楽しいイメージに)」
「意味にダジャレをくっつけて語呂合わせ」
「リスニング教材を聞きながら、体を動かしてジェスチャーで覚える」
見ていて気づくのは
目から入れる
耳から音で入れる
そして
書く、動く、などなど…体の動きを通して入れる
五感への複数の刺激をうまく起こしているというのが特徴のようですね
「うまくいく方法」はやっぱりそうかあ、と納得します
NLPなど学ばなくても、うまくいっている子は
自然にその方法を編み出している
結果
2日目の英単語100問テストで
前回「4点」「3点」だった高校生達が80点、90点をとるのでした
(みんな、おめでとう!)
本当に
どうすれば、外界から一番効果的に情報を取り入れることが出来るかは
「人それぞれ」
その人に合った「方法」があるんですね
と、
いつも研修で自分がそう言っているのですが
この日はそれをまた深く実感したことでした
昔は、よく、生徒に怒っていました。「私のやり方」についてこない子に
今なら
わたし、ものすごくいい先生になれそうです