わたしのお客様に
とてもうまく(そして楽しげに)
NLPのいろいろな技
(という表現はあたりませんが、その方のお話を聞いていると
つい、こう表現したくなってしまいます)
を使って
「ここぞ」というときによい結果を出している方がいらっしゃいます。
お話を聞いているだけで嬉しくなります。
数ヶ月前、初夏の午後、仕事帰り、海沿いを走っていましたら
その方から電話が。急いで車を道路わきに寄せて電話をとりました。
「もしもし!やりました~!」
え、なになに?今日は確か大切な大切な、あなたにとって大きな試験の日でしたね。
「面接会場に入る前に、『出て』『入った』んです」
ですか~!とわたし。
何のことか、すぐにわかりました。1ヶ月ほど前のセッションの際「落ち込み」をテーマに
出されたその方と一緒に「落ち込んでいる自分」から出て(その状態から自分を切り離し)
「自信に満ちて堂々としているときの自分」をイメージして
その中に入る、というワークをたっやのです。
そうすると、自分の体や心の状態が「自信に満ちて、堂々としている」まさにそのときの自分に状態に
変化していくのですね。
どうやら、それを応用したらしい。
「面接が近づくと・・・なんだか周りが気になって、『こんな自分が通用するんだろうか』
『上手く答えられるだろうか』ってどんどん背中が丸くなっていって…」
「そのとき思ったんです!そうだ、ここから出るんだ!そして
あの自分に入るんだ!って」
よかった!!
それを思い出してくれて。もう、涙が出るくらいに嬉しい。
で、どうでした?
「いっきに背筋が3センチくらい伸びたような感じで、もう、首を真っ直ぐ立てて
面接会場に入いれましたよ!」
…その方は、それを、出番を待つ廊下でやったらしい。
よかった。本当に。
まだ、結果は出ないけれど
心行くまで「最高の自分自身」でそこにいることができたのだ!という
満ち足りた高揚感が、電話の向こうから伝わってきました。
電話の後
初夏の海風が、ますます気持ちよく爽快に感じられて
快適に車を飛ばしたのでした。
(数日後、その試験の結果は見事、望む結果としてその方のもとにもたらされたそうですよ^^)
さらには
約1ヶ月前のその方とのセッション。
開口一番「今日は、プレゼンがあったんです」
へえ~すごい、とわたし
何でも、大勢の企業の代表の方々の前で、研修についての説明をするという場面が
あったのだそう。
「準備もしっかりしたんですが、前日から緊張して緊張して…」
とおっしゃるその方。
話は続きます。
「で、ですね…今回もプレゼン前に『はいったんです』」
「へえ、今度は誰に?(何に?でもいいかな?)」
「中村さんに」
えっ!…わたしにですか?それは…責任重大です…(汗;)
「中村さんのセッションのときの声や言葉や…それからセミナーのときの動きをイメージして
その中に入りました」
ど、どうでした…??
「ものすごく、落ち着いてみなさんの前に立てました。
立ち居地とか資料を置く場所とか…準備とは全く違ったふうにいきなりなってしまったんですけれど
不思議と臨機応変に動けて…
あ、はじめに笑いもとれたんですよ!」
な、なんと…聞くからに、イメージするのは、多くの人を前にして
その方が「その場を楽しんでいる」様子。
広い場の中心にしっかと立って、場をコントロール出来ている自分を楽しめている様子。
多くの人のまなざしの集中を楽しんでいる様子。
ああ、こんなにしっっかりと、自分の中心から発信ができる方だったのか。
わたしは、心から祝福の言葉をお伝えしました。
「よかったですね…本当にステキです。わたしもその場にいたかった。聞いてみたかった!」
その方にとっての最高の人生のために
2人でその方という「広い森」を探検してゆく冒険の時間がコーチングセッションだと
わたしはイメージしているのですが
その「旅」の過程で望む方向に行くために繰り出される
様々な「アイテム」を
(ゲームで言うと、つるぎとか、盾とか、宝の箱とか魔法の鍵とか…?)
こんなにも活用していただけているなんて
本当に嬉しくてなりません。
同時に
「モデリング」されることもあるんだな
もっと毎日自分らしくしゃんとしていなきゃ
などということも、心の隅でちょっと感じたことでした。