今日から連続2回、歴史話です。
先週の高校野球。決勝戦。
仙台育英と下関国際の試合が決まったとき、
「長州VS東北勢じゃん!」
と、下記マンガのように
(幕末好きの「幕女」の生態を描いた「萌えよ幕末女子!」より)
一人小さく盛り上がっていたんでした。
そして、それは参加している「幕末ファンサイト」
(というFacebookグループがあるんですが)
も同じで、みなさんが節度を持って静かに「盛り上がって」いました。
(何せ、150年かそこらのこと。
自分の高祖父、その前…と案外リアルに結びついているわけで)
そこに、東北方面の人たちが色々とアップしてくれていたので、
シェアしてみます。
* * * *
「白河の関越え」が特別なのは、
●「白河以北一山百文(しらかわいほく ひとやまひゃくもん)」
という言葉があったから。
戊辰戦争以降、勝った西軍(新政府軍とも言う。薩長土肥ね)に、
「白河より北の地は、一山百文にしかならない価値のない土地ばかり」
と言われ、蔑まれていた。
(うん、これは知ってた)
●東北の新聞「河北新報」の名は、ここから来ている。
(すごいところから名前を持ってきたもんだ。反骨精神)
●東北初の宰相、原敬の号「一山」もここから来ている。
(号にすることで、この言葉に生涯反発心を示していたらしい)
そのほか、盛り上がっていたこと。
●仙台育英には、あの県からもこの県からも選手が来ているから、
これはまさに「奥羽越列藩同盟じゃないか!」と喜んでいる人が。
(さすが、現地の人は詳しい)
●仙台育英の創設者は、実は会津の人!会津若松出身の加藤利吉。
(ますます胸熱です✨)
●仙台育英の凱旋日が、「白虎隊の日」だったらしい。
(しみじみ感動している人が…)
●下関国際の投手「なかい君」が高杉晋作に似ている❗️
(そう言われれば…目元と顔の形、かな?)
* * * *
わたし自身、幕末は特に好きなので、
百五十年前の戊辰戦争の東軍と西軍の戦いで、
東軍がどんな思いをしたか、「知っている」つもりだったんですが、
それでも、鹿児島生まれの鹿児島育ち。
「肌感覚」ではわかることのできない感情。
長いこと、さまざまな出来事があって、
その瞬間瞬間にさまざまな思いを味わい、
それの連続で今がある、東北の人たちの思いというものがあるということを、
知った今回でした。
やはり、そこでずっと生きていきた人たちの「生の声」というものを知る、聞くということは、大切ですね。
ということで。
仙台育英高校の皆さん、優勝本当におめでとうございます。
長い間の思い叶って白河の関を超えた優勝旗、
本当によかったです❗️
宮城の皆さん。
東北の皆さん、本当におめでとうございます。
下関国際高校の皆さん、準優勝おめでとうございます。
熱い試合を見せてくれて本当にありがとう。
あ~、
今年の甲子園は熱かったです。