「深知今日事ーふかくこんにちのことをしるー」

「力をぬく」

パーティーが終わって

今週の水曜からダンスの練習を再開しました。

だいたい、一つ終わると「次はどうする?」と聞かれるのですが

「これまでの続きを」と答えました。

少々ルンバに飽きたなあ、とも思ったんですけど

でも、この先は今度はどんな世界が待っているんだろう、と思いまして。

今やっているのは

「力をぬく」こと。

「自力」で動かない。

体の重さで踊ると言いますか。

軸をしっかり保ちつつ

モノが自然に落ちる力とか、遠心力とか…そういったものを利用して動く、というようなことです。

(書いている本人もよくわからないのですが)

教えられたとおりに何度も同じ事をやっていると

先生が「それ!今の!」と言ってくれる一瞬があるのですね。

それは、自分の体の感覚からすると

ものすごく頼りないような、「うまく踊れている」感覚と程遠い感じの体感覚なのです。

「えっ、今のがいいんですかっ??」みたいな。

つまり…

自分でコントロールし

自分で動く

努力する

頑張る

という動きかたをしているときのほうが、わたしの体は安心するんですね。

これまでず~っとそうやって踊ってきたので。

相手の力や自然の力を利用して、軽く、ラクに動けているのでは「物足りない」。

「頑張って」成果を出したのでないと不安なのです。

出来ている気がしない。

四苦八苦して踊りながら

「あっ!」と思いました。

最近クライアントさんで、全く同じことをおっしゃっていた方がいらしたのです。

新しい店舗の店長さんとなり

これまでの大規模店舗にいたときと比べると、自由な時間が大幅に増え

仕事はやっているんだけど、

なんだか「仕事ができていない」気がする。「頑張れていない」気がする…と。

大きな店舗にいたときは

厳しい上司の下、時間的にも、精神的にもとてもハードに仕事をなさっていた方でした。

「追いまくられて」いないと不安。

頑張っていないと不安。

唐突ですが

栄養ドリンクのCMってありますよね。

「疲れが残ったら、これ一本。」

「辛い疲れにこれ一本。」

本来なら

「疲れが残ったら休め」

「辛い疲れに休息を」が本当なのでは…

と、最近思うのですが^^

その方には

回りも見られないくらい、いっぱいいっぱいに頑張って仕事をすることが

「仕事が出来ている」ということなんでしょうか

と感想をお伝えしたように思います。

さて

しょっちゅう書きますが

「踊りにはその人の人生が出る」のですよね。本当に。

今日の自分の体の反応を通して

またもや自分の生き方の「癖」を発見してしまったわたしでした。

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