いつ行ってもこんな顔でニコリともぜず、抱っこしようとすると全力海老反りで脱走。
黙して決して語らずだった二番目の甥(2歳)が、
寝転がって本を読むわたしの横に、
「すすす…」と、音もなく寝転がって来たのは3月くらい前。
それからは、会うたびに笑顔が増える。言葉が増える。
その「増殖ぶり」は恐ろしいくらいで、
その笑顔全部がもう、
「こんなの生まれて初めて?❗️」
「生まれてきてよかった❗️」
「僕、これを味わうために生まれてきたんだよ❗️」
というセリフが聞こえてきそうな(まだそこまでは喋れないんですけど)
全開の笑顔で。
(天使もここまで純には笑えまい、というような)
そしてさっき弟(彼の父)から
「今、次々に新曲覚えて歌ってるよ〜」
と。
なんでも、「それが結びつき、花開く時」
というのがあるんだなあ、とこういうのを見ているとつくづく思います。
黙して語らぬ間。
彼の中では、忙しく忙しく、いろんなことが起こっていた。
毎日たくさんのものを見て、聞いて、味わって、
吸い込んで…
そして、彼の中にあふれた「それら」が
ついに「線を超えた」。
たくさんの断片は彼の中で繋がり、はじめて意味をなし、
一つの世界となって
今、一氣に溢れ出る。
甥の笑顔は、世界と自分の関係をはじめて認知した人の
喜びに溢れているように感じます。
人は、こうやって何回も、生まれ、世界と
さらなるフェーズで出会っていくんだろうな、と。
…負けてられない(笑)
(この子たちが大人になったとき、みずみずしい人間でありたいものだと)
(追伸:あと、とにかく子どもは待たなきゃいけない。
大人も同じかな。大人も、規模は違うけれど、上記の流れで
成長していくんだろうなと。
何より、大人は自分自身を待てないと、ですね)
※人の子の顔を出すのもなんなので、絵にしてみました。