三月くらい前のことなんですが、
飛行機の中で、2歳くらいの女の子が泣き止まなかったことがあったのです。
離陸した直後から、結構な大きな声で泣きじゃくっている。ず〜っと。
「怖いよお〜、怖いよお〜、降りようよお〜、早く降りようよお〜」
若いお父さんはほとほと困り果て、
席を立ってトイレ前であやしたりするんですが、泣き止まない、
どころかますますひどくなる。
もはや引きつけ寸前。
で、
こっちはと言いますと、大変ですね、どころじゃなく、
「こ、怖いよ〜!!!(涙)」
なにこれ。
この、まだ半分天に足を突っ込んでるような子どもがこんなに泣くなんて!
こ、恐い…こっちこそ「怖いよ〜」だよ!
(頭の中には、小さい頃「怖い話特集本」で読んだ、
子どもだけに何かが見えた話とか、
子どもがあまりに泣くので、旅人を泊めなかったろところ、
その男は殺人犯でした…
みたいな話がグルグル)
で、必死にとりましたよ。
「三脈」。
(…だ、大丈夫だ、脈は合ってる。
いや、今さら飛行機ん中で「合わない」っていわれても、
もはやどうしようもないんだけど…
合ってる。大丈夫!この飛行機は無事だ!)
泣き声鳴り響く機内で自分の脈を測り続けること数十分。
飛行機は無事滑走路に着陸。
降りてから、同乗者に、
「あの子、ずっと泣いてたね…つい脈とっちゃったよ」
(意味わかんないだろうな、と思いつつ)
とボソッと言ったところ、
「自分も」。
と言われ、
あれ、なんでこの人三脈知ってんの?
あ、私が震災後に教えたんだった、
などなど思いながら…
怖いのは自分だけじゃなかった、
とちょっと安心したんでした。
ここまで読んだ方。
心配性〜、と笑うかもしれませんが…
本当に本当にあの時は怖かったんです!?
●三脈の法●
https://blogs.itmedia.co.jp/nagaichika/2013/…/post-2ff8.html
この記事に出てくる甲野善紀さんは私も尊敬している古武術家です。
なお、三脈のどこがずれているかで、
どんなトラブルの可能性があるかがわかる(という説がある)らしく、
日常やビジネスの決断、判断シーンで活用している人もいるようです。
興味ある方は、「三脈・決断」等で調べてみてください。