「深知今日事ーふかくこんにちのことをしるー」

焦点を当てたところのものが増大する

 

 

 

 

 

もう長いことお付き合いしている方なんですが、

クライアントさんと

 

 

「リソースを確認してみましょう」

 

 

という流れになり、

一緒に声に出して、確認してみる場面があったのです。

リソースって、つまりこういうものでしたよね!と。

 

 

リソース=資源。

 

 

コーチングを勉強し始めた、ものすごい初期に、この言葉を知りました。

リソースを探し、人に伝えたり、伝えてもらったり…という練習を何度もし、

結構な感動ものでしたっけ。

 

時がたち、程なくすっかり『業界用語』になってしまい

なんの氣無しに、

 

 

「リソースは何?」

「リソースがさあ~」

 

 

という使っていたんですが。

 

 

 

 

「そのことに直結する能力や資格や…と言ったものはもちろん、

 

時間

お金

性格

思考パターン

過去の体験(成功、失敗にかかわらず)

 

などなど、でしたよね」

 

「年齢・身体的能力や特徴…

なんてものも場合によってはリソースになることがありますね」

 

 

「人の繋がり、なんていうものも大きなリソースですよね、

自分がそのことができなくても、知らなくても、

できる人がいる。

知っている人がいる。

持っている人がいる」

 

 

 

と二人で確認し、

 

「探すというより、思い出してください!」

 

という言葉で、その時間は終わったんですが。

 

 

 

 

何を書きたいかと言いますと、

この流れを通して、何よりわたし自身が、

 

 

 

ああ、自分はなんて豊かなんだ。

たくさんのものを持っている。

 

 

 

と思い出してしまった、ということを言いたかったのです。

 

 

 

意識しないでいると、

つい、わたしたちは「不足」に目が行きがちです。

そして、全てを一人でやろうとしたり。

「あれがない」「これができない」と悲しんだりしますが。

 

 

でも。

 

 

なんだ、こんなにあるじゃあないか。

なんだ、自分一人でやらなくていいんじゃないか。

 

と。

 

ものすごく実感してしまいました。

ああ、心穏やか。

 

 

 

 

「意識してみる」

 

 

ということは大切です。

意識することによって、日常の薄い膜に覆われた彼方から。

雑多な夾雑物の流れから。

流れていく激流の中から。

 

しっかりと立ち上がってくるものがある。

 

 

 

なんと言いますか、ものすごい情報の中で

わたしたちはいつも「山のあなた」だけをみてしまいがちですが、

 

(ああならねばならぬ、これがなければならぬ、こうしなければならぬ、と)

 

 

それはなんだか、わたしにとって、

例えば常に熱い鉄板の上で炙られ、飛び跳ねているような焦燥感なんですが。

 

 

 

 

 

明確に焦点を当てることができれば、

いつでも、宝は「ここに」あるのです。

 

 

 

 

わたしたちがまずなすべきことは、

遠くの楼閣や、キラキラしたものに照準を合わせることではなく、

今この瞬間の「自分自身」に

焦点を合わせることなのです。

 

(と、まさに自分自身に言い聞かせているわけですが)

 

 

 

 

今ここにある宝。

今ここにある豊かさから、

わたしたちはいつもここからしか出発できないわけですから。

 

 

 

どうぞ、ぜひ、思い出してみてください。

改めて、書いてみてください。

ご自身がもはや持っている豊かさの数々を!

 

 

きっと、元氣になったり

新しいことを思いついたり、

誰かに連絡を取りたくなったり…

 

 

 

いろんな氣持ちが湧いてくるかもしれません。

何より、

 

山ほどの感謝、

溢れるほどの感謝、

太陽が降り注ぐような感謝の氣持ちで

身体中が溢れるんじゃないでしょうか。

 

 

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