「深知今日事ーふかくこんにちのことをしるー」

「ルースカヤ」

以前このブログで紹介しました

バレエをやっていらっしゃるクライアントさんが

こんなことをおっしゃっていました。

「先日、『ルースカヤ』を踊ったんです。

これは、わたしたちのバレエ団ではどちらかというと初心者が踊るというイメージがあって…」

ちら、とネットで検索してみました。「ルースカヤ」。

ロシアの雰囲気の踊りです。

「わたしももう10年はこれ、踊っているし。

正直いって『簡単だよね~』と、みんなとも話していたんです。

なんだ、今回は出番、ルースカヤだけか…なんて思ったり」

なぜかふと思い立った彼女

今回はじめてユーチューブで検索し、トップの人たちの踊りを確認してみたのだそう。

すると…

「スゴイ踊りでした(汗)」

そして

彼女は一つ一つの動きを再確認し

再度「正確に、正確に」。

先生のおっしゃったとおりに…それこそ、指先の筋繊維の一本まで、毛筋の一本までを

正確に動いてみようと。

そうやって「ルースカヤ」を踊りなおしてみました。

結果

「体のあちこちは悲鳴を上げ」。

「初めて汗をかきました…ルースカヤで!」

(えっ、今まで汗かいてなかったの!^^)

その時、仲間のおひとりがこういったのだそう。

「思い出した…ルースカヤの中に全部があるって。

これがちゃんと踊れたら、すべては踊ることができるって」

まったく意識の変わった彼女が踊る「ルースカヤ」を

見てみたい!と思いました。

振り付けもすべて、何も変わるところもない「これまでと同じ踊り」。

でも

拡大した意識。一つ一つの動きの意味の深い理解。

ひとつの動きの、その先につながっている世界の意味を

もはや心も体も知っている。

そんな彼女の動きはいったいどれだけ場の空気を震わせ、動かし

見ている人にその響きをとどけることでしょう。

「次の世界が、また見えてきたみたいですね」

とお伝えしてみました。

「そうでしょうか!」

ととてもうれしそうな声がヘッドセットの向こうから聞こえてきました。

すべてのものの中に。

日常の小さなこと、すべての中に息づいている宇宙をみつけ、

それを大切に味わい、自分の中の宇宙と共鳴させ

それを自分ならではのやりかたで表現できる人は

何をやっても幸せに、生きている意味を実感しながら

自らの命を響かせることができるんじゃないかなあと

そう思います。

彼女のルースカヤ。

「使用前」「使用後」。興味津々です。

見てみたいと心から思っているところです。

中村公子のコーチングna日々♪-DSC_0373.JPG

追伸:

鹿児島は梅雨にはいりました。

黒竹にとまった水滴です。

皆さんのお住まいの地域はどんなお天気でしょうか

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