「深知今日事ーふかくこんにちのことをしるー」

「ペース&リード」

先日3日間参加したNLPのプラコース第一講で

「『ペーシング』(相手に合わせること)によって基本的な信頼関係を作ってからの『リーディング』(教える、導く)」

がいかに大切か

(というか、「相手の心を開き、信頼関係を築く」ことなしの『リード』はムリ!)

ということを、あらためて実感したのですが

それからこっち

お客様や

コーチングのクラスでも、それを再確認するようなことがたくさん起こります。

クライアントさんがセッションの中で

「・・・で、話を聞きながら、はじめは自分の意見をすぐに伝えてたんですけど

そうすると、相手がうなずかなくなって、さ~っと引いていくんですよね。

それで『これはまずいっ!』と思って

まずは『聞く』ことに専念したんですよ。そうしたら

相手が嬉しそうに話してくれてねえ・・・」

などというお話をなさるのです。

他にも

「自分がいつも即『リード』に走ろうとしていることに気づきました」とか。

(部下に対して、ということらしいですよ)

そういえば今日

とある新聞の記者さんと電話でお話をしていたのですが

その中で

「こどもの気持ちを聞かず、すぐに『こうしたら』『ああしたら』という(つまり、リードに走る)お母さんの会話」

の例を熱く説明することとなってしまっていました。

最後はこどもが

「もういいよ…」といって心を閉ざして背を向ける、という最後でこの話は終わるのですよね。

たしかにあなたのいうことは

「正しい」のかもしれない。

でも、人は「正しさ」で動くのではない。

正しいから、あなたの言うことを聞くんじゃない。納得するんじゃない。

好きだから

安心できるから

尊敬できるから

わかってもらっていると感じるから

受け入れてもらったと感じられるからこそ

その人の言うことを聞くのだ。

その人の「リード」を受け入れるのだ。

さて

「ペース&リード」に関して

「そうだよね」と納得&実感する場面が多かったので

もしかしたら、このお話を他にも必要としている人がいるかもしれないと思い

書いてみました。

アーカイブ
Copyright © Communication Works All Rights Reserved.