「大人の文化祭」

街を行くと

ここかしこの高校の正門に

趣向を凝らした飾りの門が立ち並び

ああ~

体育祭や文化祭のシーズンだなあと見ております。

空気が澄み切って空が高くなってくると

「きたきたきた~」

という気持ちがいやがおうにも高まってくるのがこの季節

(わたし、文化祭・学園祭大好き人間でした。自分が生徒のころも、教員になってからも)

さて

明日、わたしの通うダンス教室、いよいよ晴れて

「20周年記念パーティー」を迎えます。






今日は最後のレッスン日。

朝からいつもとはちがった高揚感

まずはやってきた男性。

緊張した面持ちで衣装の「燕尾服」に袖を通します。

たぶん、人生始めての「燕尾服」でいらっしゃるのでしょうか。

丁寧に、先生に「着用方法」のレクチャーを受けつつ…。中村公子のコーチングna日々♪

(そりゃそうですよね。【ダンス】でもしてない限り

結婚式のほかはこんなもの、着ませんよね~)

その「初々しい」

お姿に、ついこちらまで頬が緩みます。

続いてみなさん、続々といらっしゃいます。

そして

みんなで賑やかに

ああでもない

こうでもないと

衣装をひっくりかえして見つつ・・・まずは着てみます

中村公子のコーチングna日々♪

ジャイブを踊る彼女

この衣装が、着るのがなかなかややっこしい

(「この手はどっから出すんだ!」みたいな)

わたしも更衣室に入ってお手伝い

衣装って、後ろのファスナー、自分で上げづらいんですよね。

小柄なかわいらしい方なので

きみどりのスカートがよくお似合い!

中村公子のコーチングna日々♪

彼女はルンバを踊ります

背がすら~っと高くて

スタイル抜群の方なのです。

「写真撮っていい??」

と聞いたら

「嫌~!」

「顔は出しませんから」(わたし)

「体もいや~!」

ってことだったんですけど、やっと撮らせていただきました

ステキでしょ。

中村公子のコーチングna日々♪
さて

この方は・・・何を踊られるのだっけ

(聞き忘れてしまいました)

モダンであることは間違いないですね!この衣装…。

とても姿よく、美しく、上品に踊られる姿が

印象的です。

わたしも携帯で撮らせてもらって

そして、デジカメで記念撮影も…。

さてさて

いつもと微妙に違うみなさんの

高揚した表情を眺めながら…

「大人の文化祭だなあ」






みんな

大人になって数十年。

毎日毎日仕事があって家族があって…

立派なまっとうな「大人」としてこの社会を作ってきたわけで。






頬を紅潮させて

新しいものにふれ

非日常の衣装に身を包み

自分のためだけに、時間を使う。

仲間がいて、わいわい騒いで準備なんかして・・・




こんな時間が大人になってからもあることって

本当にステキなことだよなあ。




と、みなさんの幸せそうな

少年のようなお顔を見ながらしみじみと思ったことでした。












中村公子のコーチングna日々♪

さて
わたしの最終準備は

明日もって行くメイク道具の点検

(片方どこいった~)







明日も

よい日になりますように

















「プロの技がもたらすもの」

9月下旬に

わたしの通っている社交ダンスの教室の20周年パーティーがあります

そのときに柴田淳の「椿」で踊ることにしました。

(どんな曲?という方はコチラ)              

http://www.youtube.com/watch?v=e1FdrCiftKk&feature=related

日本語の歌詞の曲で踊るなんて今までなかったんですけど

最近どうも「日本語の美しい言葉の響き」に惹かれるもので

こういう曲で踊ったらどんな踊りが踊れるかなあ…と思い。

「言葉」を体で感じながら踊ると、どんな踊りになるんだろう、と。

この曲は5分半くらい。

これを3分に縮めなめればなりません

昨日、音響を専門にやっていらっしゃる方のところへ伺ったのですね。

これが…面白かった。

わたしは音楽には全くまったく詳しくないので、

全て見るもの、聞くものが始めてのものばかりで、もう、未知の世界で

正直言って「大興奮」。

中村公子のコーチングna日々♪

こんな機械があり

中村公子のコーチングna日々♪

そして、画面にこんな「声紋鑑定」みたいなものが出て

始めて聞く曲みたいですのに

その方は

中村公子のコーチングna日々♪

曲を聴きながら

「Aメロ~」

「Bサビ~」

と言いいながら

どんどん声紋鑑定(みたいな)画面に線を入れていく

曲の構成を把握していくんですね。

ちゃっちゃっと。

で、それが終わったら

「さあ~て、どうつなげるかなあ~」

(か、かっこいい~)

ただつなげばいいってものじゃあないんですね。

例えば

1番と2番、全く同じ旋律でも、リズムの刻み方が違っている。

(確かに、一番の出だしはメロディだけが流れる感じで

2番からしっかりとリズムが入ってきてるんですよね)

そうすると

踊りとしては、1番をカットして「イントロ→2番」と飛んだほうが踊りやすい。

(この方は、たまたま社交ダンスにもとてもお詳しい方だったのです。

「ルンバだったら、ある程度リズムがはっきりしていたほうが踊りやすいでしょう」と

的確なアドバイス!)

だけど、わたしは一番の「メロディだけで静かに始まる」感じをとても気に入っているので

そこは生かしたい。

その部分でどう踊ろう…なんて楽しみに考えていたわけで。

そうすると

「そうですか~」と、一番を生かしてくださり

でも、出来上がった曲を聴いてみるとトータルで

「途中からいきなり盛り上がってます」みたいな曲になるらしく

(なにせ5分半を3分に短縮ですのでね・・・)

中村公子のコーチングna日々♪

そうすると

1番途中→2番後半→…

というふうに、不自然でないようにまたそこで一操作。

音の加工なんかもして、実に自然な流れに。

歌詞も、ほぼ違和感なく、

無事「椿3分ヴァージョン」

完成いたしました





なんだか嬉しくてですね。「これは、わたしの曲だ」と。

いただいたCDを握り締めて帰ったことでした。

さて

この3分の曲

とても愛着を持って大切に、心をこめて、楽しんで踊れそうな気がしています。

なぜなら

それはやっぱりあの「創作過程」

(制作、ではなく、あえて創作、と^^)

があるからかな。

時間をかけ、それが形になるところに自分も立ち会ったということ。

そして

作ってくださった方からすると、いつものお仕事の一環で

時間的にもそんなにかからなかったのものなのでしょうけれど

わたしからすると、

「わたしの希望を聞いてくださって、丁寧に、しかもプロの技を駆使してわたしのために作ってくださった」

とても嬉しい、ワクワクと高揚する時間だったということ。

プロの技というものが

周りの人にもたらすものは、その仕事の「結果」だけではなく

< p>本当にいろいろなもの、色々な感動があるのだなあ、と

実感した

とても楽しい体験でした。






「ほしいときにほしいものがやってくる」

ことって

(ほしいときにほしいものがやってくる、ってことです)

ありますよね。

七月のはじめ、ずっとやりたいと思っていたあることがあって

でも

「どうしようかな・・・やっぱりこんなことしたってムリムリ、変な人だと思われるだけだって。

恥かくだけだよ…」

と、なんだか体がすくんでしまっていたときがあったのです。

そのとき

一枚の葉書が・・・。

それは、わたしのセミナーによく来てくださっていた一人の女性からのものでした。

以下、その全文です。

        

「急にお手紙を書きたくなりました。公子さん、お元気ですか?

先日読んだ本の中に、こういう言葉がありました。

『求めよ、そうすれば与えられるであろう。探せ。そうすれば見出すであろう。

門を叩け。そうすれば開けてもらえるであろう』

遠くから部屋を見て、人影がないからといって、誰もいないと思ったらそこで終わり。

そばまで行って近づいてみて、静かだからいないと思った人もそこまで。

ノックしてごらんなさい。きっと手応えがあります・・・。

というものです。

何事も駄目もと精神でいきたいものですよね^^」

        

彼女とは、昨年の春、彼女が結婚を決めたという話を聞いたとき以来

会っていなかったのです。

本当に、久しぶりの、突然の便りでした。

彼女はもちろん、私がその時何を考えていて

どんな状態であるかなんて、知る由もない。

「ああ、今自分は、遠くから部屋を見ただけで、誰もいないと勝手に決めて、もうあきらめようとしているんだ」

自分が、今、とろうとしている行動が

はっきりと彼女の「喩え」を借りて、映画のように、わたしの頭の中に浮かび上がってきました。

「…そんなバカなことってある?それって、ものすごく間抜けじゃあない!

まだそこに近寄ってもいないのに!!

もし、近くにいって人がいたらどうする?

ためしにドアを叩いてみたら、顔ぐらい出してくれるかもしれないじゃない!」

(わたしの心の叫び)

それから約1ヶ月、わたしは彼女からの葉書を大事に手帳の中に挟んで持ち歩きました。

そして、おじけづきそうになったらいつもそれを手にとって

文章を指で追って

見つめていました。

そして、少しの間怖くなくなったら、その間に即行動!(この繰り返し)

そして

その「ずっとやろうと思って、迷っていたこと」は

私からすると、ものすごい「大成果」を得て、まずはひと段落つきました。

今思えば

私はその時、本当に一生懸命だったんだなあと思います。

そして、そんなときは、ちゃんと「導き」が来るものなんですよね。

これまでも思えば、数々の「何かよきもの」にずいぶんと助けられてきました。

心から感謝

いろんな人の、こういうお話、聞いてみたいものです。

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