「深知今日事ーふかくこんにちのことをしるー」

「混じり気がない」「純粋な」は本当に善か?

 

 

 

「不純物を極限まで取り除いた水は、『いい成分』も全部取り除かれている」

と何かで読んだのですよね。

 

殺菌、除菌はわたしたちのからだの「常在菌」も殺してしまう。
(身体を守っているよい菌も)

 

 

完全なる「清潔」。
完全なる「健康」。
完全なる白。
完全なる光。
完全なる善。

 

 

 

というものは、この世に存在するのだろうか。
というか、
それを追い求めるのは、自然に反した
とても「歪(いびつ)」な行為のだろうな、

 

と今朝、ふと思ったので書き留めてみました。

 

 

人だって、自分の中の雑多なるもの。
悲しみとか、怒りとか、悔しさとか、妬ましいとか…

 

こういう「闇」というか
自分の中の色々な感情を、
ないものにすることはできないですし。
(無理にそんなことをしたら返って大変なことになる)

 

 

きゅっと、幼い5歳児を抱きしめるように
抱きしめて、声を聞いて、癒しながら生きていくしかない。

 

しかない、といいますか、
それこそが、その人の「味」であり
美しい陰影を持った複雑な味わいの
「どこにもない魅力」になるのかな、と思います。

 

 

 

と、ここまで書いて、
昔、中国で、農作物を食べる「害鳥」だから、とスズメを全部殺し、
結果、虫が大発生してもっと大変!という話を聞いたことを
思い出したんですが。
(研修時に聞いたんですが、セミナールームの参加者全員で

「あり得ない〜」「中国やりすぎ〜」と大笑いした覚えが)

 

 

過度に何かを嫌う。
過度に何かを(ある状態を)追い求める。

 

 

というのは、自然界ではあり得ない「形態」なんだろうな、
と思います。
人間の「思考」だけが生み出す、虚構の世界。

 

 

 

ということで…
みんな、今日はとりあえず、自分に優しくしましょう。
全てにおいてあんまりピリピリしないで
ほどほどに。

 

と、自分に一番言い聞かせている今朝です。

 

 

(写真は近所のお庭の梅です✨)

 

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