「深知今日事ーふかくこんにちのことをしるー」

便箋を前につい手が止まるー手書きに悪戦苦闘する話

 

 

 

この数日で、お礼状をたくさん書くことがあったのですが、
うち2通はメールで送信。1通はPCで作成&プリントアウト。

署名のみ自筆で送りました。

 

 

ここではたと「もっと手を動かさなくては!」
と思い、ここから先は手書きで書くことに。
すると…書けない。
書けない!
(くずおれるわたし)

 

 

カッコよく字配りできない。
文字の中心がいまいち。
この言葉がこの位置に来てはいかんだろう。
流れがよくない。
見た目の悪いところで改行してしまった。
などなど…
そもそも、長時間「きれいな文字」を書き続けるのが、大変。

 

 

昔の人は、
(平安時代です)
ラブレターを書くとして、

 

どんな紙を選んで、
どんな香をたきしめて、
歌をどんなバランスで散らし書きして、
どんな線でもって…

 

と、
そんなセンス全部が備わっていないと、
恋が残念な結果に終わることも多々あったようですが、
(上記のようなことが全て「教養」の中に入っていたわけで)

 

そんな時代でなくとも、
「これはやばい😅」

 

と思ったのでした。
動きませんよ。手が。
イメージはあっても、その通りになかなかならない。

 

 

この日(昨日ですけど)
便箋の書き損じ、4枚。
封筒の書き損じ、1枚。
そして「ええい、もうこれでいいや!」の妥協で
なんとか仕上がった

数通の手紙。

 

 

 

パソコンですと、
何回も書き直せて、字配りもフォントも自由自在。
短時間で、なんかいい感じに手紙が「作れる」んですが、
(わたしももっぱら頼ってしまいますが)
たまには手書き、やってみてもいいかもです。

 

(仮名と和歌の伝統をせっかく持っているわたしたちなのに、
なんだか軽い敗北感😅)

 

皆さんにも「たまの手書き」をおすすめして
終わろうと思います。

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