仕事がAIに奪われる?これからの時代、子どもに何を学ばせたらいい?」
という趣旨の番組で、プログラミングの教室に通う子ども達の様子が出ていました。
プログラミングがなんたるか?私自身、よくわかっていないんですが(笑)
子ども達のやることを見ていて、
「ある目的を達成するために
●どう思考を組み立てるか
●そこに至るどんな工夫をするか
それを、自分であれこれ考え、
推測し、想像し、材料を変え、手を替え品を替え、
「トライ&エラー&トライ&エラー&トライ&…」
を繰り返し、
そして最後に形にする(達成する)」
というプロセスを、一つのルールにのっとって、
体験しているんだな、と思いました。
実際、教室の先生は、
「これで、プログラマーになってください、なんて全く思っていない。
これで何を成し遂げていくかは個々の子どもの人生。
これは、自分の興味のあることを深めるための手段です」
と。
けれど、それを習わせている親に関しては、
「来年から必修に入ってくるので、やっておいた方が授業に入りやすい」
「急に授業が始まって、ついていけないとかわいそうだから」
という理由の人たちがピックアップされていて、
ああ、やっぱりみなさん心配なのね、
と思ったのですが。
さて、番組最後、
「AI時代を生きる子どもたちに必要な力は?」
の問いに対して、に「専門家」が答える。
「AI時代を生きる子どもたちに必要な力は『問いを持つ力』だ」
「AIはデータを学習するときに、
なぜこれを学習しないといけないの?とは問わない。
AIは鵜呑みにするが、人間は問いを持つ。
そこが大きな違いだ。
『何のために生きるのか?』
『この仕事はそもそも何のためにあるのか?』
一つ一つのことに、
目的と意思を持っていることがこれからの人材には必要なのだ。
そのためには何より、
まず、親である自分自身が、問いと目的意識を持つことを始めること。
『自分自身は何を大切にして生きていくのか?』
それが、一番初めにやらなくちゃいけないこと」
心の中にその人が持つ「問い」はその人の人生そのものです。
なぜなら、
人は、日々自分自身に投げかける「問い」の方向を見ることになるから。
問いの方向性が人生の方向性を決め、
問いの質が人生の質を決める。
そして、親が無意識に自分に、人生に対して持つ「問い」は
子どもに受け継がれ、子どもの人生を左右します。
「テクノロジーが進化して世の中が激変する世界」
と番組内の専門家さんが言っていました。
本当にその通りです。
過去数十年やってきた方法が。
みんながそうだから、
ずっとそうだったから正しいと思ってきた方法が、ゴールが。
揺らぎ、動き、どんどん覆り始めている今。
皆が、自分自身の
(いえ、私たち日本人にとっては本来の、かもしれませんが)
「軸」を持たなければ。
羅針盤を持たなければ。
どこに向かって進みましょう。生きていきましょう。
子どもに「何を幸せ」と伝えましょうか???
それにはまず何より、親自身が。
大人自身が人生の軸をはっきりさせることが必要。
そのために、私たちは日々、
自分自身に問いかけ続けなければならないのです。
自分の本質を知るために。
自分にとっての「真・善・美」は何か?
自分にとって、最も美しく、善く、価値ある方法で、
世界と繋がる方法は何か?と、
問いかけ続けなければならないのです。