「深知今日事ーふかくこんにちのことをしるー」

ビジョンクエストー 人には「自分と対話し味わう自分だけの場所」が必要だ

 

 

 

 

 

クライアントさんが昨年から

「外へ出たい」
(旅をしたい!の意)

と、おっしゃっていたのが、来月あたり実現しそうで、

「ぜひぜひ!一族を率いる長(おさ)には定期的な『ビジョン・クエスト』が必要です」

とちょっと時代がかった表現で
背中を押してしまいました。
(お父さんの軸は家族全体の軸ですしね)

この方の「旅」は、
大自然の中、身一つで行く、という旅です。
(海だったり、山だったり、雪の中だったりさまざまですが)
無意識的に、

リセット
自然の聲を聞く
身体を通したご自身との対話…

などなど、
この方にとってきっとその旅はいつも、大切な意味と役割があるのではと思い、
つい

「ビジョン・クエスト」

と言う言葉が出てしまったわけです。

「ビジョン・クエスト」。

そもそもネイティブアメリカンの若者が、大人になるための儀式で、
様々ステップはあるようなのですが、
大自然の中、たった一人
一つの場所にこもり、数日を過ごす。

そこで、
自身のこれからへのビジョン、
人生の使命のビジョンを得て帰ってくる。

誰にも、そういう場が必要だ、と思います。定期的に。
旅でなくてもいい。
存分に「自分自身と繋がれる場所」といいますか。

そこは、誰がなんと言おうと、
圧倒的に自分でいられる場所です。
自分自身の深い思考と繋がれる場所。

わたしはものすごくカフェが好きで、
7ヶ所ぐらいのカフェを用途によって使い分けているんですが、
一番ここぞ!という時には、
(氣づきたい、発見したい、新しい何かを見つけたい、というとき。
それから、自分の中がぐるぐると混乱しているとき)

桜島と海が目の前にどどん、広がるところに行きます。

海風が吹いて、
雲が流れて、
風の具合で汽笛が聞こえて来るその場所は、
わたしにとっての日々の小さな
「ビジョン・クエスト」の場所であり時間です。
(そういう時間がないと生きてけないなあ〜、と思います)

 

 

 

(※この日は特別な日。帆船が寄港していました)

 

 

そのクライアントさんなのですが。
奥様との間で、

「お互いここだけは立ち入らない」

という場所(&世界)を決めていらっしゃるそうで。
そこだけは「不可侵」。

その、
相手の「聖なる場所」と聖なる時間が、
自分から見て、どんなに無法地帯に見えたとしても。
例えば、どんなにお部屋が爆発(笑)していたとても、

「そこは、彼女のビジョン・クエストの場所だから」

…という言い方はなさいませんでしたが。
でも、きっとそういうことなのだなあ、としみじみ感じました。

2019年。

きっと、長いこと常識だと思っていたものがさらに溶け、
揺るがぬ大地だと疑うことなく思ってきたものが動く時代となることでしょう。
なんと清々しい自由。

その中で「自分とは何者か」「自分はどう生きるのか」を自分の中に
しっかりと持つことが幸せの核となる1年な氣がしています。

2019年、あなたの「ビジョン・クエスト」はもうお済みですか?

 

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