「深知今日事ーふかくこんにちのことをしるー」

【遊】という字の意味は「祖先の靈力を宿した旗を持って未知へ進む」

 

 

 

 

新年明けましておめでとうございます。

2018年もみなさまにとりまして素晴らしい年となりますように。

 

 

*    *    *     

 

 

とある本を読んでから、

毎年年末に「来年の自分を象徴する漢字」を一文字、決めることにしています。
今年はさらにたくさんの人と共鳴できたらいいなと思っていたので、

「結」

という字かなあ〜となんとなく思いつつ、
実際決めたのは元旦。
いざ、決める段になってどん!と浮かんできたのは

「遊」

でした。「へえ〜、面白い」と意外に思ったんですが。

そしてまあ、

呼応するかのようにこの日は「遊べ!」のメッセージがやって来る。
(ふとひいた「日本の神様カード」やら、いつも読むメルマガやら)

 

 

 

で、
氣になって【遊】の字源を調べてみました。
そうして出てきたのが表題の意味。

 

ユウの古代文字は「先祖の靈を宿した旗ざおを持つ人の姿」。

 

 

 

・靈力の宿った旗を押し立て、その力に守られながら未知の世界へ出て「ゆく」

(「ゆく」がしんにょうの意味)。
  ⇩
・旗に宿る神さまが氣ままにあちこちゆく。
  ⇩
・「あそぶ」

と意味が変化したそうで。
そもそも「遊んで」いるのは神さまだったというわけです。
(以上、白川静博士による)

 

(白川静博士直筆の「遊」の甲骨文字。旗ざおを持つ人に見えますか?)

 

なんとも壮大な字だったのだなあと思いつつ、

昔、教員になりたての頃、大枚はたいて買った本が

白川静「字統」「字訓」をだったことを懐かしく思い出しています。

 

 

 

 

【遊は絶対の自由とゆたかな創造の世界である。
それは神の世界に他ならない。
この神の世界にかかわるとき、
人も共に遊ぶことができた】 (白川静 「遊字論」)

 

 

 

 

神の世界、というのは「無心」ということかなあ、と思ったりもします。

子どもが夢中になって遊んでいるときの、澄み切った瞳。

何かを発見した!とばかりに振り返る瞬間の表情。

それらは確かに、

神さまと通信しているんだろうなとしか思えない美しさだったりするのです。

 

一つ事に集中する職人さんや、

それからスポーツ選手も時にとても美しい。

 

 

 

人にとって幸せというのは、

この瞬間をよりたくさん味わうことではないかと思えます。

自分の本質とつながり「自由に」「ゆたかな創造」をする瞬間を、

人生でどれだけ味わえるか。

 

 

 

 

まあ、なんだか難しくなりましたが
とにかく美しく、カッコいい言葉です。

「遊」。

「絶対の自由」「ゆたかな創造」というところがもう。

 

 

 

 

 

ということで、今年は【遊】。
祖父母、おじおば、それから父。
そこに連なるたくさんのご先祖さま。
日本人という「氏族」の靈力の宿った旗。
その力に守られて…何をするのか、未定ですが、

存分に【遊】を楽しもうと思います。

 

 

そして、守られているのは皆同じ。
だただ無心に楽しむ。
集中する。
今の自分を100%、存分に生きる時、

人は大きなものと、ただただつながっているのではないか、と思えます。

 

 

 

 

今年も、

響きあう人たちと一緒に「遊」のたくさんの場面を過ごせたら幸せです。

 

 

 

 

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