「深知今日事ーふかくこんにちのことをしるー」

「これが自分だ!」という一点を探り当てたとき、エネルギーは爆発する

 

 

 

 

 

「仕事における独自のメソッドの開発」

をテーマにセッションを受けていらっしゃるクライアントさんのセッションでのことなんですが。

 

 

少し身体を動かす時間などとりつつ

お話をお聞きしていたんですが

その中で

 

「思い出したことがあります!」

 

と。

 

それは次のような体験でした。

ひとつは、昔その方が参加した身体のメンテナンスの講座での体験。

 

 

「向こうに向かって、ただ歩いてみて」

と先生に言われ、それでは、と歩いてみた。ただ普通に、まっすぐに。

すると、講師さんがその背中のある一点を「つん」と突いた。

 

 

それは本当に

指で軽く、背中を「とん…」と突いた、だけだったのだそうです。

けれど、その瞬間、電流が走ったように。

「背筋がピン!と伸びたのだ」と。

 

「ものすごく姿勢がよくなって…すべてが変わって、とにかくすごかったんです」

 

と。

 

 

 

もう一つは

その方が受けた声楽の個人レッスンでのこと。

なんでも、外国からいらした有名な先生のレッスンだったらしく

それを受ける機会があったのだそう。

 

レッスンの内容は、「発声、発声」そしてまた「発声」。

基本の発声練習を徹底的に、というもの。

ピアノに合わせて声を出しつつ

先生が、身体の位置を細かく調整してゆく。

 

 

「もっと右肩を上に」

「もう少し」

「少し下げて」

「左足を少し前へ」

「首を左へ」

 

それはそれは細かく、「微調整」の指示が続いたそうで。

そして!

またもや「それ」はやってきたのです!

次の瞬間

 

 

 

「(ドッカ~ン!)」(爆発音)

 

 

 

としか言いようのない、声の爆発!

ご自分でも驚くような、「どっから出てきたの⁉」としか言いようのない

声の奔流。エネルギーの奔流。

…聞いてみたかった!

 

 

「でも…その時だけだったんです。

あとからどんなに『どうだったっけ…?』と身体を動かしても

あんな声は出ないんです」

 

 

 

 

先のメンテナンスの先生。

そして、声楽の先生。

は、「その人本来の『位置』」「あるべきところ」を見て取ることのできる方、だったのだろうな、

と思います。

 

 

人はもともと生まれたときは「そこ」にいる。

心も、身体も。

子どもを見ているとつくづくそう思います。

そして時は過ぎ…まあ、いろいろ端折って

わたし達は今、すべての場面において再び

「自分として」この世界に立ち、表現することを求められています。

いえ、そうでなくてもいいんですが、それが楽で、一番うまくいく。

そして、「自分である」ことこそが

他者に、世界にもっともいい影響を及ぼすことができる。

 

 

わたしが個人セッションにおいて

そしてセミナー、ワークショップにおいて

テーマは様々違えども、切り口(山の登り口は)違えども

目指すのはすべてそこ、です。

 

 

 

 

11月末プレセミナー。

来年1月より始める「プレゼンテーションの技術を磨くワークショップ」。

 

「情報を伝えた」「いい話をできました」というのはプレゼントは言いません。

それは単なる「説明」という行為に過ぎない。

人が本当に動き、行動が変わるのは「心が動いたとき」。

「他者の深いところに染み入る」「心を動かす」

そんな「場」をつくるための

 

自分の言葉を

自分の身体を

自分の軸を

 

笑いと楽しみの中で創造していく時間です。

 

 

      11月27日(日)13時~ *11月30日(水)18時半~ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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