昨日、元キャリアカウンセラー、
という経歴の方と話していました。
その方は、お仕事柄、たくさんの方に「面接の指導」もしてこられた。
「でもね…」
とここからは内緒の話。
「私個人でいえば、面接指導とかを始める前のほうが、自由で、あがることもなくって
自分を出してどんなところでも、誰とでも話ができていた気がする」
ええっ!そうなんですか?
「面接指導を始めて、
たくさんの資料を読んで、『面接とはこういうもんだ、こうしなくっちゃ』をガンガン頭に入れて…
かえってガチガチになっちゃったというか、自分が固まっちゃったような。
ああ、以前のわたしはこうじゃなかったのにな~、なんてね」
それから「面接話」で花が咲き。
「完全に覚えていった質問の答えをしゃべって
それからイレギュラーの質問が来た時の対応、その落差があると
残念だよね…」
ですよね~、とわたし。
面接も「コミュニケーション」。
コミュニケーションはキャッチボール。
面接官も人。
双方にとって心地よい「場」(空間)を作れたときに、嬉しい結果が出ます。
そこへの気づき、そしてそれを生み出せる力が大切。
緊張して、得てして「自分しか見えなく」なりがちですが…
(今、自分は今どう見られている?自分はうまく話せている?
自分が準備していった質問が出るか?
自分が練習していった手順《開ける、歩く、座る、姿勢、目線…》を
ちゃんと出来ているか??)
つまり
自分が、自分が、自分が、自分が…
になりがちなのです。でも、答えは「そこ」にはありません。
相手の中に、そして、「自分と相手」の間に存在する「場」(空気)
の中に答えはあるのです。
そしてそれは
すべてのコミュニケーションにいえることです。
何を言う、どんな言葉を使う、といった表面的な「スキル」の土台を担う力
それを豊かに醸成させていくことが大切です。
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