「深知今日事ーふかくこんにちのことをしるー」

「『さしむかふ心は清き水かゝみ』~聞くってどういうことだ?」

タイトルの句は、ご存知の方はご存じと思いますが

土方歳三が文久三年、京都に行く前に編んだ「豊玉発句集」の

第一ページ目に載っている句です。

「さしむかふ心は清き水かゝみ(水鏡)」

クライアントさんからいただいたセッションのご感想を読んでいたら

ふっと思いついたので何となくタイトルに据えてみました。

何かと言いますと

「そういえば、そういう状態で聞くことを心がけているかもなあ」

と思ったからなのです。

わたしは歴史好きなので、そういうことにくっつけたら何でもテンションが上がる、

というのもあるのですが。

「公子さんにお願いすると、なんでも大丈夫!必ずうまくいくから、と思ってます。

自信満々のクライアントです。

そしていつもその通りになってます。

今回はなんとなくの不安、なんとなくのやりたい事、

何が原因で何が困ってるのかすらよくわからない状態でした。

迷路にいるような動けない見通せない感じ。

一体私は何を話したら良いのでしょう?という所から話し始め、

終わった時にはすっかり不安もなくなり、やりたい事もスッキリハッキリしていました。

予定通り(笑)

そして、終わった後に『これをしたら?!』『あれを調べてみたら?』といくつもアイデアが出てきて、

気がついたら実行しているのでした。

まるで魔法使いのようですね。

またよろしくお願い致します」    (40代 女性 自営業《教育関系》)

「人生で初めてのセッション。

対面ではなく電話ということで、表情が見えないし、長電話も最近していないので、ちょっと不安でした。

でも、直接お話したことのある公子さんだったので全然問題なかったです。

新鮮な驚き!

セッションも公子さんが一緒に旅をして、気づきをくれたので、

沈んでいた気持ちが終わる頃には軽くなっていました。

自分に問いかける方法が少しわかった気がします。

心を感じました。感謝です♪

ありがとうございました(^-^)」    (40代 女性 公務員)

自分の中にいらぬものがあると

映せない、といった感覚があります。

クライアントさんの姿を「映しかえし、見せてあげる」ことが出来ない。

クライアントさんにはご自分の姿は見えていませんから。

映せない、だけではなく、なんというか…目が曇る。

見えなくなる。

共に旅をするときに…時には濃霧の航海であったり

ドイツの黒い森を夜に共に歩くような旅であったりするわけですが

(実際行ったことはありませんが)

そんなときに

もう一人の「イーグルの目」を持った自分、というような存在がいて、じっとこの旅を遥か上空から

俯瞰してじっと道筋を見据えている。

その目が正常に働くためには

「清き水かゝみ」な感じが必要な気がします。

正常に働く、というのはわたしの場合

自分のいらぬ予断や思い込みや勝手な判断や価値観や…

そういうものを通さずに、という感じでしょうか。

そういえば先日知人が

「家族から

『話していて、話がポンポン飛ぶのでついていけない。直してほしい』

と言われたけどどうしたら?」

と言っていたことを思い出しました。

ご本人いはく

「話を聞いていると、どんどん関連した思いつきや発想が浮かんできて

それをつい口にしてしまう」

のだそう。

聞いていて

「わかるなあ~」、と。

普通に「漫然と聞いて」いると、そんな感じになりますね。

特に家族の話など聞いた日には。わたしもそうです。

ただ

必要があれば瞬時に切り替えられる、というのが

やはり長くやっている者の強み、ということなのでしょうか。

その知人には

「一日10分でいいから、やってみて!」(口を挟まずただ、聞く、ということを)

と伝えてみました。

あれからどうなったのでしょう。気になります。

先の句を教えてあげればよかった^^

(特に歴史好きという方ではないので「?」と言われそうですが)

感想をくださいましたお二方、嬉しいお言葉を本当にありがとうございます。

それから…

タイトルに惹かれてついこの文章を読んでしまった「歴史好き」の方がいらしたら

ごめんなさい!

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