「深知今日事ーふかくこんにちのことをしるー」

「『もう出ません』そっからが勝負」

変なタイトルだなあ(笑)

さっき、サイトのデザイナーさんと話をしていたのです。

で、その方が興味深いことをおっしゃったのですね。

「二作目がよい」。

どういうことかと言いますと

クライアントさんと打ち合わせをし、詳しくイメージを聞き、さまざますり合わせて

デザインをつくる。

完成する。

(実際、私のヘッダーも、一つ、完成したところです)

そして…

「ここからが勝負!」

とはおっしゃいませんでしたけれど

それを経て、

次につくる二作目がとても「よい」ことがその方は多いのだそう。

その方いはく

「一作目は『顕在意識』にアクセスして作る

二作目は『潜在意識』にアクセスして作る」

「一作目はお互い『我』が出るんですよね~」

とその方。

面白い。

イメージを伝え、使用する写真素材を提供したのはわたし。

それを咀嚼し、ふくらませ、作品として形にしたのはその方。

私の解釈ですけれど

こう見せたい、こうしたほうが「受けが」いいんじゃないだろうか

これだけできるんだ…等々

お互いの「我」(見栄の張り合い^^?)が残った状態できる一作目。という感じでしょうか。

「それを全部出しきったところから本当の創作は始まる」

(ははあ~、なるほど~)

コーチングのセッションにも似たような部分があります。

「もうない」。そこからが始まり。

私のメンターは、以前よくこういってました。

「歯磨きチューブのさらなる一押し」

「もう出ないや…」そう思ってから、そこから先にさらに出てくるものがある、ということです。

(そこにこそ、素敵なものや核心が隠れていることが多い、という意味も含みます)

例えばクライアントさんにアイデアなどを聞くときに

「他には?」「それから?」

と畳み掛けるように聞いていくことがありますが

それはまさに「顕在意識」で本人が「わかっていること」「把握できていること」

「コントロールできている範囲の答え」が出尽くした時に

その奥に自分も気づいていなかったさらなるリソース、宝、方法、アイデアが

湧き出てくる、その「扉」を開くための問いかけです。

「ここからが始まり」

その方の言葉は、わたしに軽やかさと楽しさと

視界ががらっ…と開けるような自由な感覚をもたらしました。

「本当にあなたが出したい光は何なのか?」

エゴという殻を通り越して

その奥にある「私の真の願い」をともに探求してくれるのがうれしく。

自分という「深い泉」の中にそれは必ずある、という絶大な信頼のもとに

舞い踊るように、遊ぶようにアクセスしていくような

「つくる」作業をしてくださるその方に

感謝しているところです。

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