「深知今日事ーふかくこんにちのことをしるー」

「よりよき鏡となる」

四月になりましたね!

桜もですが

午前中に行った市場に並ぶ鯛のつやつやした色があまりに美しくて

「これも桜色だな」

と見惚れて帰ってきたところです。

見るものすべてが生気にあふれて光っている春、四月です。

わたしの周りの皆様方も、一気に新しい環境になり

そのおひとりおひとりのお話を聞くのが、なんとも心浮き立つ春、四月です。

人は、一回の人生で「真剣に」プロとして取り組める物事の数は

そう多くない気がしますが

おひとりおひとりの「心を真剣に傾け、人生を賭けた」世界を

セッションという場を通して共に生き

喜びも感動も、ともに追体験できるのが

このコーチという仕事の譲れない醍醐味だと感じます。

いくつもの人生をいきることができる仕事。

クライアントさんのお一人からこんな感想をいただいたのですが。

「私にとってコーチは

どんなときでも、何をしていても絶対に私を信じて待っていてくれる

またそこにいてくれる存在です。

私よりももっと明確に、そして深く私のことを知ってくれている気がします。

だから、いつも思います。

『今、この気持ち、感じをコーチに話したら絶対わかってくれる!』

そして、話をしていくうちにその感覚がより深く繊細に自分の中に広がっていくのです。

そしてそこからまた新たな気づきが生まれてくるのです。

(略)

コーチと出会って、私はますます自分が好きになりました。

自分の軸がさらにしっかりとしなやかになっている気がします。

これから先、どんな自分に出会うのだろうと今もわくわくします。

こんな自分でいられるのもコーチのおかげです。心から感謝しています」

わたしがこの方とのセッションのたびに

この方の持つ深く豊かな世界をともに旅させていただくことを通して

どれだけインスピレーションをもらい、気づきと発見を得ているか

どれだけ壮大な旅を共に楽しませてもらっているか

この方はご存じないのですね。

「心から感謝しています」

それはこちらのセリフです。

さて

この文章を目にした瞬間

あっ!と思ったことがあり、次のようにお伝えしました。

「何回も読ませていただきました。

ありがとうございます。

思ったのですが

わたしはあなたの「ハイヤーセルフ」(という言葉を今日は使ってみますが)

を映し出しているのです。

つまり、あなたの中にあるものなのです。

『どんなときでも、何をしていても絶対に私を信じて待っていてくれる

また、そこにいてくれる存在』とは。

その人の中にあるそれをわたしはただ反映するだけなのです。

それが、『意識のあれこれ』に阻まれて表層意識のあなた自身に届かない時

あなたが感じられない時

わたしがそれを感じて言葉にするのです」

まさにこれは真実なのではないかと

そう思います。

コーチとは

その人の今を映し出し、さらにはその人が気づかないその人の願い

深いところの魂の目的とつながり、それを感じ、映し出し、言葉にするものである気がします。

今、ご本人は見ていられなくても

その人の代わりに

雑音を排除した先にあるもの、うっすらとかかった雲の上に常にある太陽を

しっかりと見据えている、そういうものである。

それが私たちの仕事。

よりクリアに。

ニュートラルに。

澄んだ鏡でありたいと

春四月のひかりを浴びながら

その自らの想いを確認しています。

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