今日、伯父の家に行きました。
この伯父は、うちから車で30分くらいの、ちょっと田舎に住んでいる伯父です。
伯父は整体院をやっており
この整体院は
わたしの「困ったときの神頼み」「最後の砦」といった存在となっています。
色々と病院にいって
それでも直らないときに、いつも最後に駆け込むのはこの伯父のところ。
それで結局、夏の「胸郭出口なんとか」も
とにかく、たいていの不調は最後は治ってしまいます。
恐るべし、わが伯父よ。
(伯父がすごいのか、全身のバランスをトータルで見てメンテナンスすると言う東洋医学がすごいのか)
さて
この伯父の家の庭には
「実のなるもの」がたくさん!
木の枝には柿のみが刺してあって、小鳥もたくさんやってきます。
「レモンの色はわりでなあ」(悪いからね)
「ゆずは今年は水分が足りんと~」(足りないんだよ)
「ついでにデコポンも持っていっきゃん」(持って行きなさい)
伯父がそういいながら剪定ばさみでとってきてくれました。
真冬のこと
沈んだ色合いの庭に生っている実も、一本一本の木にあるときは
くらく沈んだ、灰色に見えていたんですが
こうやってひとつところに集めてみたら・・・不思議です。
こんなにたくさんの、豊かな「黄色」が集まりました。
色鮮やかというには程遠い、くすんでざらざらした手触りのレモン
小さくてところどころあばたのゆず
冬の雨と雪の中、「もういけません。ぎりぎりでっせ~」とでも言うかのように
木にしがみつくようにやっとのことで花びらを保っていた花
(名前を忘れてしまいました。いいにおいがする花なんですけど)
なのに
集まってみると
なぜこんなに、しみいるように美しいんだろう。
決して、絵の具では出せない色。
冬の黄色は、少ない日差しを一生懸命に吸って、そのすべてを色に出そうとしているのかなあ
どんなときでも
やっぱりその瞬間、生きているものは美しい。
そんなことを感じた冬の黄色でした。