阪東機工様の研修も早いもので第6回。
今回、第6回のテーマは「アサーティブネス」
例えば、職場で、「ちょっと言いにくいこと」を同僚や上司や部下や・・・とにかく周囲の人に伝えなければならないとき、例えば、目が廻るほど忙しいのに、急に更なる仕事を頼まれたときに、あなたはなんと返事をしますか?
だいたい、人のそんなときの反応は、次のパターンに分かれるそうです。
①「受身的反応」
「えっ・・・?他にいないの?・・・そう、わかったよ」
(自分の状況、気持ちを主張せず、抑えて引き受ける。結果、心の中は不満が残り続ける)
②「攻撃的反応」
「僕がどれだけ忙しいか、みていて分からないのかい!?冗談じゃない。他のヤツに頼んでくれよ!」
(つい、感情を強く表出してしまう。結果、相手との関係がまずくなることも)
そして、上記のどれでもない、第3の「ありかた」を、わたしたちは選択することができます。それが「アサーティブネス」なありかた。「自分も相手も尊重しつつ、自分の意思を伝える」というあり方、方法。
今回の研修では
「アサーティブネス」という考え方の根底にある「基本的自己主張の権利」という概念についてご説明させていただきました。
そして、具体的な事例を通して「自分たちならどう表現するか」のグループディスカッション。
(ディスカッション終了合図が聞こえないくらい白熱したテーブルもあり!盛り上がっていました)
最後に、皆さんで出した「アサーティブネス」に表現するための「コツ」を書き出すという作業をおこないました。
マニュアルをベースに、阪東機工さまならではの、ご自分たちの現場に即した、「生きたアサーティブネス」の活用法がホワイトボードに描き出されるのを全員で確認したことでした。
それにしても・・・
この日写真撮影に入ってくださったカメラマンさんが、研修の模様を見てこんなコメントを口にしていらっしゃいました。
「・・・まるで学校みたいですね!!いつもみなさんこんなに積極的に参加されるんですか?楽しそう!」
答えは「yes」です。
阪東機工の皆様方の研修へのお取り組み、その、1ヵ月ごとの課題への取り組みぶりや、研修中のご発言等・・・その「まっすぐ」ぶりには、本当にいつも頭が下がります。わたくしも、いくつになってもこういう姿勢で学びたいものだ、と思うことです。
●さて、第5回「質問する」の回のみなさまの実践レポートを紹介します。
第6回はまた、来月7回終了後に!
「今年のイベントでの拡販商品の選定や、お客様の動員の仕方等、検討するように営業に質問したところ、各自、自分の個性の強い売りたい商品や、こんな商品をみなで取り組んで拡販しようと色々と選定がなされた。
これまでのイベントは『参加しているだけ』というメンバーもいたように感じるが、何をどうするのかという質問で、全員が参加しているという意識がみられる」
「ある事例のフォローを指示。報告を受けた時、あまりよくない状況の報告を受けたが、方法を否定せずに次のステップのやり方を協議・指示した。→『明日、再度やってみます』のやる気が見える!」
「書類等を早く出すようにと何度か伝えたがうまく伝わらなかったので、逆に『早く提出してくれると私の仕事や他の人の仕事もスムーズに行くことを話したら、提出の理解をしてくれ、本人も仕事の段取りがよくなった」
(→これは、第3回のIメッセージの活用例ですね!)